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高岡市内には地下水系の銭湯さんがいくつかありまして、ここもその中の1つです。場所は国道160号線の守山交差点から東へ10mほど。朝から晩まで営業していますし、なぜか駐車場には「仕出し」の文字が。そちらもやっているのでしょう。建物は茶色くカクカクしておりまして、煙突もその流れに沿ったもの、これはちょっとほほえましいです。フロント式で、このフロントが何と言いますか、銭湯らしからぬ派手さです。簡単なロビーもあります。
脱衣所は狭く、ロッカーは事務用の立方体です。空調なしで、長椅子と小机があります。
浴室は手前から密室形式のラドン温泉・入浴剤・主浴槽深(一部ジェットあり)という構成です。「赤湯」の由来はかつて使用していた地下水が鉄分を豊富に含んでいたため、湯が赤く見えることから命名されたとのことですが、現在ではそんなことはなく無色透明なお湯です。逆に、びっくりするほどの石鹸の泡立ちでして、確認していませんが天然の軟水になっているのかもしれません。塩素臭は弱めでした。そうそう、こちらの地下水はラドンの含有量が多いとかでして、それゆえに「ラドン温泉」なる部屋があるのでしょう。特筆すべきはこちらの気泡発生装置、びっくりするほど泡泡になりまして、まさにビール状態です。この部屋はオーバーフローも多く、しかも下に流れ落ちても泡がなかなか消えないので、ちょっと愉快な状況になっています。
あと、カランの水がびっくりするほど冷たく、これが多分地下水の原水なのでしょう。肌がピリピリするほどでして、氷で冷やした水のようでした。この水を利用した水風呂があれば、かなり楽しいことになりそうです。そのくらい水がいいところです。17人が参考にしています