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中之条町の里山風景が広がる地に湧く、「ぬる湯」の名湯として知られる大塚温泉の一軒宿。平日の午前中、日帰り入浴してみました。
入浴料300円は、新館のフロントで。左手奥に廊下を進むと、突き当たりに大浴場がありますが、手前右側から外に出て、まずは旧館の浴室へ。
きれいな新館と比べ、こちらはかなり鄙びた雰囲気です。脱衣場は男女別ですが、中に入ると混浴の内湯が1つ。左側に洗い場がありますが、蛇口だけでアメニティは無し。12人サイズの石造り底タイル張り浴槽には、無色透明のアルカリ性単純温泉(源泉名: 大塚温泉 温湯2号)が、サラサラとオーバーフロー。泉温32.8℃の源泉が、そのままかけ流しにされています。PH8.6で、肌がスベスベする浴感。口に含むと、弱甘味を感じる円やかな味。ぬる湯でまったりしてたら、泡付きも見られました。
一度服を着て、次は新館の大浴場へ。棚だけの脱衣場から浴室に入ると、左側に4人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティはありません。右側に、石造り内湯が3つ。手前の2つは加温浴槽で、奥の2人サイズは42℃位、手前の4人サイズは40℃位です。窓際には、8人サイズの石造り浴槽があり、こちらは源泉かけ流し。湯温は、34℃位でした。
続いて、外の露天風呂へ。石段を少し下りたところに、塩ビ波板屋根付14人サイズの石造り浴槽があり、こちらは混浴ですがタオル巻き可。湯温は32℃位。小さな白い湯の花も、舞っています。田園風景を眺めつつ、ほとんど貸切状態でまったりできました。ぬる湯を満喫するには、夏場にじっくり浸かるのがオススメですね。
主な成分: ナトリウムイオン107mg、カルシウムイオン53.7mg、フッ素イオン0.6mg、塩素イオン170mg、硫酸イオン108mg、炭酸水素イオン10.1mg、炭酸イオン6.0mg、メタケイ酸42.6mg、メタホウ酸4.1mg、成分総計0.50g59人が参考にしています