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三瓶温泉街から少し離れた住宅街の中に建つ、鄙びた雰囲気がたまらない共同浴場。平日のお昼過ぎに、初めて利用してみました。
ナビが古かったのか、上手く表示されずちょっと迷う。「志学薬師 鶴の湯」からだと、さんべ荘方向とは逆の東へ進み、坂道を下って県道40号線を越え、そのまま細い道を住宅街へ200m程入っていった左側です。
入浴料は通常200円で、玄関を入った所にある料金BOXに直接入れるか、向かいの商店で入浴券も買えます。この日は、「温泉博士」の特典でタダで入浴。スタンプも、商店で押してもらえました。
共同浴場の建物の中は無人で、右側が男湯。棚にプラ籠が並ぶ広い脱衣場には、ドライヤーなし。浴室に入ると、左手と奥に水蛇口があるだけで、シャワーやカランはありません。石鹸などのアメニティも無いため、浴槽の湯をすくってしっかりかけ湯します。
中央に8人サイズの石造り小判形内湯があり、黄褐色に濁ったナトリウムー塩化物泉[源泉名: 元市有(洞穴泉)]が、源泉かけ流しにされています。泉温37.5℃を、そのまま供給。夕方には、農作業を終えた町民が来るので、加温するのだとか。少しキシキシするような浴感です。中央の筒状の湯口から注がれ、口に含むと鉄臭がして旨じょっぱい炭酸味。温泉成分で、浴槽の縁や床が茶褐色にコーティングされています。訪れた時には、まだ浴槽にお湯張り中で、奥のもう一つの塩ビ管からも注入。注がれたばかりの新鮮な湯を、贅沢にも貸切状態で満喫できました。
主な成分: リチウムイオン0.554mg、ナトリウムイオン495mg、カルシウムイオン113mg、マグネシウムイオン42.7mg、ストロンチウムイオン2.31mg、マンガンイオン1.50mg、バリウムイオン0.3mg、鉄イオン5.6mg、フッ素イオン0.24mg、塩素イオン873mg、臭素イオン3.43mg、沃素イオン0.30mg、炭酸水素イオン318.0mg、硫酸イオン9.63mg、メタ亜ヒ酸0.7mg、メタケイ酸215.0mg、メタホウ酸20.5mg、遊離二酸化炭素289mg、成分総計2.44g
※なお、平成15年の分析書だったので参考までに24人が参考にしています