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鉄筋6階建ての「花秀館」と露天風呂付客室のある「花風館」からなる、昭和48年に開業したオーシャンフロントの温泉旅館。平日の午後、日帰り入浴して来ました。
入浴料2350円(大小タオル付)は、玄関を入ってロビー奥のフロントで。入浴開始時間より少し早く着いてしまいましたが、ロビーで待っている間にお茶を出してくれました。日帰り客をもてなしてくれる宿は、ホスピタリティの高い宿が多いんですよね。
「お待たせしました、どうぞ。」と声がかかり、左手奥のエレベーターで6階最上階の展望大浴場「月の湯処」「花の湯処」へ。この時間の男湯は、左側の「月の湯処」です。
籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。小さな貴重品BOXもあります。浴室に入ると、左側手前と奥に5人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、オレンジ系です。
窓ぎわに6人サイズの石造り内湯「花月夜」があり、無色透明のカルシウム・ナトリウムー塩化物泉(源泉名: 熱海283号泉、290号泉の混合泉/八幡山貯湯槽)が満ちています。泉温55.6℃を加水・加温して、42℃弱位で供給。PH7.0で、さらりとした浴感です。循環・消毒あり。湯口の湯を口に含むと、塩辛くて塩素臭がしました。窓越しに、熱海港の景色も見えます。
続いて、階段を上がって外の露天風呂へ。左側手前と奥に、7人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは同じものです。
海側に12人サイズの石造り浴槽「月下美人」があり、湯温は41℃弱位。かなりオーバーフローしているので、循環・かけ流し併用でしょうか。どこからともなく、散った桜の花びらが浮かんでいます。そういえば、この時は糸川沿いの桜がもう散りかけてました。お天気が良かったので、熱海湾越しの市街と遠く真鶴の方まで見渡す素晴らしい景色。でもあまり乗り出すと、下のフェリーの人から見えちゃいそうです。
山側には1人サイズのかめ風呂「月の輪」があり、湯温は42℃位。ここだけ、なぜが茶褐色がかった湯色をしています。ずっと貸切状態でしたが、浴室内は撮影禁止なのが残念。とはいえ、行き交うフェリーや漁船を眺めつつ、まったりできました。
花火大会の時には、目の前から花火が上がるので最高の立地。普段でも、夜には熱海の夜景も楽しめそうです。また、泊まると姉妹館の「みかんの木」のお風呂に無料で入れるのもいいですね。
主な成分: ナトリウムイオン3771mg、マグネシウムイオン174.7mg、カルシウムイオン3539mg、マンガンイオン1.4mg、鉄(II)イオン0.2mg、塩化物イオン11830mg、臭化物イオン35.6mg、ヨウ化物イオン0.2mg、硫酸イオン1460mg、炭酸水素イオン34.0mg、リン酸イオン0.2mg、メタ亜ヒ酸0.3mg、メタケイ酸58.0mg、メタホウ酸12.0mg、遊離二酸化炭素9.6mg、総成分20.97g12人が参考にしています