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金沢森本インターのぐるぐるから県道213号線に入り北へ。このあたりの流れが少し分かりにくいので注意が必要かもしれません。県道に入ると後は一本道ですので迷うことはないかと思います。右手に駐車スペースがあり、その奥に施設が見えてきます。結構な山の中にあるお宿です。
雰囲気抜群でして、風格ある建物。きっと由緒正しきところなのでしょう。能舞台があるとかで、ちょっと驚きです。お風呂は玄関から右手の奥に進み、最奥のところかなと思います。
建物の印象に反して浴室は広目でして、手前がサウナ、温泉を使った水風呂、42℃ほどの小浴槽があり、奥には大浴槽と小さな露天コーナーもありました。温浴槽はどれも同じような温度になっています。泉質はナトリウム-炭酸水素塩泉で12.0℃、45L/min、pH8.40、1.195g/kgとなっています。湯使いは加温・循環・消毒あり。黒っぽい色の湯で、金沢市内のモール泉の中では色が濃い方かと思います。焦げたようなモール臭が感じられ、消毒の臭いは分からないくらいでした。温浴槽はどれも水面にあぶくが見られ、ちょっと粘性があるのかなかなか泡沫が消えないですね。浴感は重曹泉らしいつるつる感が分かります。ただしそれほど顕著でもありません。アメニティーは資生堂の2点セットでした。
循環湯ではあるものの、それを感じさせないいい湯だなと思います。金沢らしい黒っぽい湯を堪能できますので近くを通った折は是非再訪したいと思います。3人が参考にしています