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三千坪の広大な敷地に、贅沢にも客室はわずか22室。池を囲んで佇む、数寄屋造りの湯宿。土曜日に、一泊二食付で利用しました。この日は、本館2階「萱草の参」の間へ案内。10畳+4畳次の間広縁付で、窓から見える池と中庭の景色が素晴らしい。ロビーでは、ウエルカムドリンクでスパークリングワインをサービス。少し休んで、2階の大浴場へ。8人サイズの石造り木枠内湯「天城の檜風呂」には、無色透明のアルカリ性単純温泉(源泉名:大滝温泉運龍梨本16号)が満ちています。PH8.6で、肌がツルツルする浴感。湯温は41℃位。続いて、外の源泉かけ流し露天風呂へ。6人サイズの檜風呂で、湯温40℃位。山の緑と、檜の香りに癒されました。夕食は部屋で。地の旬菜から始まり、伊勢海老と地魚のお造り、焼き物で鮎、鮑と金目鯛の鍋物など、料理長の腕が冴え渡る料理に舌鼓。〆の漬物と一緒に、小さいが鰻の蒲焼きが出たのが嬉しい。朝食時間の確認の際、3種類の干物から金目鯛を選ばせてもらい、翌朝も楽しみになりました。ロビーでコーヒーを頂いたら、予約していた貸切風呂「静の湯」へ。太い柱と剥き出しの梁に支えられた、高い天井の浴室。6人サイズの石造りジャグジー内湯「気泡湯」は、湯温41℃位。もう1つ、4人分の寝湯(というか座湯)スペース付きの8人サイズ石造り半露天風呂「寝湯」へ。川に近いのか、流れる音が凄く聞こえました。翌朝は、温泉が引かれた部屋風呂へ。1人サイズの石造り内湯ですが、ぬるめの温度でまったり。続いて、午前0時に男女入替となった、1階の大浴場へ。18人サイズの石造り内湯「伊豆の石風呂」は、湯温41℃位。次に、外の露天風呂へ。傘型の屋根付き20人サイズ石組み浴槽が湯温41℃位で、隣の10人サイズ石組み浴槽が湯温43℃位。更に奥に進むと、名物「河原の湯」。屋根付きの8人サイズの岩風呂が縦に2つ連結して、ともに湯温は42℃位。戸を開けると、間近に川のせせらぎ。まったり癒されました。朝食も部屋で。伊勢海老の鬼殻味噌汁、チョイスした金目鯛の干物が旨い。チェックアウト前に、もう1つの貸切風呂「動の湯」へ。朝は男湯になります。15人サイズの石造り半露天風呂「圧注浴」は、2本のジェット水流付き。湯温は41℃位。山の緑が眩しい。6人サイズのかま風呂「窯湯」も併設。こちらは打たせ湯が2本付きで、石造りの浴槽でした。部屋に戻って、縁側の籐製の椅子に腰掛け、最後までのんびり。池の大きな錦鯉、巣立ちを控え飛び交う燕を眺め、ゆっくり寛げました。
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