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4年半ほど前に訪れたときには、まだ鉄筋コンクリート二階建ての建物でした。当時の総湯は、昭和46年に建て直されたもので、2階に男性用浴室があり、大小2つの円形浴槽のうち、1つは深めになっていました。平成21年に新しくなった総湯がどう変わっているか、少し楽しみに訪れてみました。場所は、以前の総湯の向かい。バンや温泉玉子を売るスペースがあり、スロープも付いている現代風の市民の為の共同浴場です。入浴料420円ですが、今回は加賀温泉郷パスポート利用。脱衣場と浴室は、別になっています。浴室には、内湯が2つ。入口近くの10人サイズの石造り浴槽には、無色透明のナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉(古総湯と同じ、第1号源泉)が満ちています。PH7.8で、肌がツルツルする浴感。湯温は40℃位。窓のそばにも、10人サイズの石造り浴槽。こちらは42℃位で、深くて座っても肩まで浸かります。壁には、九谷焼のタイルが張られていました。「里人多く集まり、手足などを洗いて」と江戸時代の書物にあるように、この日もなかなか盛況でした。
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