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ご存知ない方もいるかもしれませんが、全国各地にあるKKRは「K=国家公務員、K=共済組合、R=連合会」の頭文字をとったもので、本来は国家公務員のための保養所ですが、若干の割増料金で民間の方々にも開放されています。しかし、やはり圧倒的に公務員(退職者含む)の利用者が多いようですが…。
私も元国家公務員で(といっても30代で依願退官し、現在は民間人ですが)、現役時代も退官後も保養所として何軒かのKKRに宿泊しました。その中で、5年前に行ったここ熱海のKKRは当時一番新しく、保養所というよりリゾートホテルといった方がふさわしいデラックスなもので驚きました。
広い和室は全室オーシャンビューで、シャワーとトイレが付いています。一般的に保養所という所は共同トイレの場合が多いので、各部屋トイレ付きというのはかなり感激しましたね。
食事は保養所らしく朝晩とも会場食ですが、夕食は一般の温泉旅館と比べても遜色のない豪華な会席料理で、朝食はなんと和洋バイキング! 保養所でバイキングなんて初めてでした。
最上階の展望大浴場には露天風呂も併設されていて、ここが保養所だということをすっかり忘れて優雅なひとときを満喫できました。ちなみに、露天の方は泉質が違うようで、タオルを浸すと薄茶色に変色してしまいます。
最近は1泊1万円の宿も多い中、それに比べたらここはやや高い(保養所としてはなおさら高い)ですが、それだけの価値のある宿だと思います。民間の方々にとっては優雅なリゾートホテル、公務員にとってはデラックスな保養所、といった感じでしょうか。8人が参考にしています