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- 鈴森の湯の口コミ 深い湯舟の対処法
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温泉施設の評価は様々な角度でなされるが、ここの評価を下げているのは加温だろうか。
源泉掛け流しで、施設が新しくて、露天があって、ロケーションも良い。泉質は悪くないし、ミストサウナまであって、入浴料だって高いわけではない。ならば混んでいそうなものだが、男湯は私の他は一人だった。
鈴森の湯は、水上から猿ヶ京方面に向かい、関越の下を過ぎるとすぐ左側にある。が、駐車場は道路の向かい、右側にある。
下足箱に靴を入れ、その鍵をフロントに渡し脱衣場のロッカーの鍵を受け取るシステムだ。
内湯には二つの湯舟があり、一つは10人ほどが入れる大きさでやや深い。湯温は40度位か。もう一つは8人ほどで、深さが110センチほどだ。湯温は36度位。天井が高く、窓を大き取っているため開放感がある。施設が新しいと言ったが、相応の経年劣化は見て取れる。
露天は10人ほどが入れる大きさで、湯温は40度位だ。川に面しており、二段になった堰堤から水の落下する様子が見える。周りも対岸も木々に覆われていて清々しい。ここの湯舟も微妙に深い。
内湯から露天に行く途中に、ミストサウナのようなものがある。壁がコンクリート打ち放しの二畳半ほどの部屋で、椅子が6つ置いてある。しかし、室内は熱くないどころか暖かくすらない。寒くもないが汗などまったくかかない。これなら無くてよい。
お湯は本当に新鮮なようだ。溶け混んでいる空気が、湯口で細かな気泡となっている。よって体への泡付きは少ない。微かに硫黄系の匂いがするが、硫化水素臭と言っては誤ったイメージを与えてしまいそうなほど柔らかな匂いである。
源泉温度は35度とのことだから、いずれの湯舟もそれぞれ加温しているようだ。加温は評価を下げる要素なのだろうが、それほどのことなのかとも思ってしまう。自然の熱は良くて人工の熱は悪いのか。なにか得心のいかない話である。
今まで、深い湯舟には手こずっていたのだが、今回その対処法を見つけた。湯舟の中で壁や石に背中を付け、片方の足を伸ばし、もう片方の足を引きつけて尻を浮かすのである。体には浮力が働いているので少しも辛くない。引きつける足の位置によって体の高さも調節できる。
えっ、そんなことは前から知っていて実践しているって・・・。
ベテランの諸氏はそうであろうが、中には私のように深い湯舟で苦戦している人がきっといる。必ずいる。絶対いる。いて欲しい・・・。
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