-
館内は清潔、客室はゆったり、風呂は収容人数を考えると充分広くまた備品も必要充分が整然と備えられていた。う~ん、満足。外出を告げると「あうんの呼吸」でふかふかの中敷き入りの長靴と大振りの番傘を供してくれた。さすが山中でも名うての宿だなぁ。料理はその殆どが銘の入った器(九谷焼き?)で出てくる、「非日常の食卓」を満喫、ええがな。ただ、しかし、、、あくまでもその決してリーズナブルとはいえない料金(四捨五入すれば5万)を考えた上での話ではあるけれど、「すばらしく美味い訳ではない」。特に蟹に関しては、使われている蟹がことごとく(あらい、焼き、蒸し)中サイズ程度、期待の焼き蟹はその場で焼くのではなく板場で調理されたものが出されしかも炙りすぎ。拍子抜け。こんな感想、事情通(花紫の方も含む)の方からは「山中で蟹を期待するなんて」と一蹴されるのかもしれないけれど、客の立場からすれば「蟹のプランなのだから…しかも特選なんだから…」と期待せずにはいられない。他がいいからなおさら。このあたり、日本海の、石川・橋立港のずわい蟹目当てで出掛ける人は特に注意。質量ともに他の同クラス宿の「旬懐石」で出される蟹以上ではありません。蟹目当てで行く宿ではないですよ。
もう一つ「ん???」と思ったのはHPで「朝は、お申し出があるまで係の者はまいりません。どうぞごゆっくりとお休みください。」とありながら、お願いした時間の30分も前に起こされたこと。繁忙日ではなかったし、間違えるとは思えないのですが…。2人が参考にしています