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金沢の外港の金石(かないわ)地区にある旅館ですが、
旅館業よりも銭湯に力を入れているとのことです。
やや薄暗い昭和の雰囲気の建物ですが雪の日にもかかわらず駐車場が一杯でした。
浴場に入るとツーンとアブラ臭がして、アブラ臭好きな私にとってははやる気持ちを抑えたいところ。
しかしそのアブラ臭は新潟の湯の純なものとはやや異なるもので、匂いの度数は中くらいです。
湯は金沢市街や郊外などによくあるコーヒー色の湯とは若干異なりやや茶色く、
光の当たり具合でコーヒー色に見えるかなといったところです。
しかし明らかに異なるのは日本海のそばのせいか塩分が強く、
重曹泉が多い金沢の温泉銭湯群とは一線を画しております。
半循環で2ヶ所から出てくる湯はやや熱めで汗がダラダラ出るよくあったまる湯でした。
打たせ湯付きの半露天は白湯のせいかたまに外に出る人がいる程度で誰も利用してなかったです。
あとから近所に住む同僚に話したら「あそこのお湯は…」とあまりいい返事が返ってこなく、
湯の色やアブラ臭の匂いからも金沢市内のあらゆる温泉の中でも好き好みがはっきりする湯でしょう。
(2006.2.5入湯)4人が参考にしています