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山代温泉の温泉通りに佇む、木のぬくもり溢れる上質な宿。平日の午前中、日帰り入浴して来ました。館名は、この一帯の古い地名「服部(はとり)」に因んだものだとか。ちなみに、看板の宿名は歌手の加藤登紀子さんが書かれたそうで、館内にも加藤さんの書が飾られています。
入浴料1500円(タオル付)は、玄関左手のフロントで。趣の異なる大浴場が2ヶ所ありますが、先ずは右手ロビーの奥にある、大浴場「九萬坊の湯」へ。棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。階段を下りたところに浴室があり、左右に12人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、資生堂製のものです。中央に、16人サイズの石造り木枠内湯があり、無色透明のアルカリ性単純温泉(源泉名:山代温泉7号源泉)が満ちています。源泉47.4℃を、40℃位で供給。PH8.9で、やや肌がスベスベする浴感です。口に含むと、無味で弱塩素臭がします。
続いて、外の露天風呂へ。6人サイズの檜造り樽風呂で、湯温は41℃位。景色は望めませんが、樹木や石を配した坪庭があり、落ち着いた雰囲気。日帰り入浴の営業開始直後だった為、貸切状態でまったりできました。湯上がりに、脱衣場で頂く天然水「白山霊水」も美味しいです。
次に、一度服を着て、藤の棟2階にある、もう1つの大浴場「お薬師の湯」へ。こちらも、棚に籐籠が並ぶ脱衣場。浴室に入ると、手前に12人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは一緒です。奥に、21人サイズの石造り内湯があり、湯温は41℃位。ジェット水流も付いています。左側に、3人サイズの石造り六角形ジャグジー浴槽もあり、湯温は41℃位。こちらも、貸切状態で楽しめました。
どちらの脱衣場にも、温泉の使用状況表示がなかったのでフロントで確認すると、いずれも加水・加温・循環ありとのこと。なお、泊まると姉妹館「瑠璃光」のお風呂も入れるようです。
主な成分: ナトリウムイオン114.0mg、カルシウムイオン130.8mg、アルミニウムイオン0.2mg、フッ化物イオン1.5mg、塩化物イオン19.9mg、硫化水素イオン0.3mg、硫酸イオン496.8mg、炭酸水素イオン19.4mg、炭酸イオン1.3mg、メタケイ酸37.9mg、メタホウ酸1.3mg、成分総計0.824g20人が参考にしています