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兼六園から約1km、住宅街の中に佇む温泉銭湯。国道159号線から暁町交差点で狭い道に入り、少し進んだ右側に駐車場。西光寺というお寺の手前に、ひっそりとあります。銭湯としての歴史は古いけれど、温泉を掘り当てたのは、昭和60年なのだとか。平日の午後、利用してみました。
入浴料は通常440円ですが、この日は「まっぷる日帰り温泉 東海・北陸」の特典で、120円割引で入浴。コインレス鍵付下駄箱に靴をしまい、右側の男湯へ。
コインレス平鍵付ロッカーが並ぶ脱衣場には、無料のドライヤーも完備。浴室に入ると、手前に26人分のシャワー付カラン(内2つはシャワーなし)がある洗い場。石鹸などのアメニティは、銭湯なのでありません。
奥に、4人サイズのタイル張り内湯が2つ。共に、黒褐色のナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉[源泉名: 兼六温泉(1号源泉)]が満ちています。源泉38.4℃を、右側の湯口がある深めの浴槽で40℃位、左側の浅めの方は39℃位に加温。PH8.1で、肌がツルツルする浴感です。循環ありですが、塩素臭は気になりませんでした。
続いて、外の露天風呂へ。8人サイズの岩風呂で、湯温は38℃位のぬるめ。こちらは消毒ありですが、かけ流しです(気温の低い時期は加温水注入)。竹筒の湯口から注がれ、口に含むとモール臭がして微塩味。囲まれていて景色は望めませんが、樹木や石灯籠を配し、なかなか落ち着いた雰囲気。まったりしていたら、少し泡付きも見られました。ほとんど貸切状態だったので、のんびりできて良かったです。
主な成分: ナトリウムイオン781.4mg、アンモニウムイオン1.0mg、マグネシウムイオン2.0mg、カルシウムイオン10.6mg、鉄(Ⅱ)イオン0.3mg、フッ化物イオン0.4mg、塩化物イオン726.7mg、臭化物イオン4.3mg、ヨウ化物イオン0.4mg、硫酸イオン0.3mg、炭酸水素イオン966.8mg、炭酸イオン8.6mg、メタケイ酸120.9mg、メタホウ酸19.4mg、溶存成分総計2.695g94人が参考にしています