東北温泉

やってきたのは東北、青森県。青い森鉄道の乙供駅が最寄りです。
ここ、東北町にある東北温泉が 「日本一黒いモール温泉」です。

モール温泉？という疑問符がつきましたか？
温泉は湧きたてだと透明ですが、モール泉は湧いた時からすでに黒い温泉なのです！

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  黒と白、対照的な３階建て

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  館内の掲示物。岩手大お墨付きらしい
  
  

はやる気持ちを抑え、まずは２階にある食堂にお邪魔してみます。
東北温泉では黒いお湯にちなんでここでも黒さにこだわっています。

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  黒ラーメン！！

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  黒こんにゃく！！

そして…黒食材が大集合した 黒づくし御膳というものもあります！
今回は時間の関係でいただくことができませんでした…
おぬし自身の目で確かめるがよい！！


腹ごしらえも済んだところで…浴室に突撃します！

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  近代的な銭湯のイメージ！カラン数も十分！
  
  

清潔感のある、新しくてきれいな浴室です。
正面の大きな湯舟がメインとなります。

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  うおお！！本当に黒い！！
  
  

この大きい浴槽以外にも３～４人サイズの高温浴槽、電気風呂、泡風呂、子供風呂、水風呂と５種類の浴槽に加え、サウナまであり、湯のバリエーションにも富んでいます。別料金で家族風呂にも入れます。
特に浅めのお湯張りをした子供風呂はいいアイディアですね！親御さんも安心です。

さらにさらに！ここには露天風呂もあります。

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  こじんまりとしたいい雰囲気の露天風呂

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  源泉がかけ流されます
  
  

では…特に大田区在住の兄者達（読者の皆様）が気になっているであろう、黒さの比較をしてみましょう。
手を湯船に突っ込んだものと桶に汲んだものを比較してみます。
今回は某大田区の銭湯さんの黒湯と比較します。

以下は桶に汲んだ湯です。

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  東北温泉

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  大田区の黒湯
  
  

以下は湯舟に手を突っ込んでいます。

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  東北温泉

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  大田区の黒湯
  
  

…東北温泉、黒さが薄くない…？

社長さんにお話を聞いてみました。
「うちは黒さ日本一のお湯じゃない！！ 日本一黒いモール温泉だ！！」
兄者達（読者の皆様）にはこの意味がわかるだろうか…

大田区の黒湯は低温で湧出し、分類としては「冷鉱泉」となります。入浴に適した温度に加温する必要があります。
それに対して東北温泉の湧出時の温度は４７．５度。「温泉（高温泉）」に分類され、加温の必要はなく、源泉かけ流しを提供することができます。
湧出温度によって分類が違うわけですね。

東北温泉は 沸かした「お湯」ではなく、 沸かさない「温泉」であること、すなわち源泉かけ流しに大きな価値があるという意味で、日本一黒いモール温泉を名乗っているのです。

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  素晴らしい湯！人のつくった定義がどうであれ、入れば至福！！
  
  

ここの黒い温泉はもはやこだわりの範疇ではなく、美学となっている…行ってみてそう感じました。
そんな強い温泉への誇り…漢湯認定です！！

温泉は法律によって定義されていますが、その秘めたるポテンシャルは未知数！人間の計り知れない領域です。
一番伝えたい確かなことは…
浸かれば最高に気持ちいい！！それに尽きるのである！！


人間が考えた温泉の定義づけによって様々な解釈が生まれ、そこから湯への誇りが生まれることを学んだ毎川は、温泉の本質にさらなる歩みを進めたのであった。

次回も見るがよいぞ！！！