とても味のある温泉旅館でした。日帰り1000円でとても良いお湯を満喫でき建物もタイムスリップを感じる趣あるものです。久しぶりに良いなぁ！と感じる本物の温泉でした。狭いから人気が出て混まないと良いけど…内緒にしておきたい温泉旅館でした

徳川光圀も立ち寄ったという、湯河原温泉に佇む創業300年の由緒ある老舗旅館。土曜日の午後、日帰り入浴して来ました。大正12年築の別館、昭和5年築の木造五階建ての本館、昭和11年頃築の玄関棟は、いずれも国の有形文化財に登録されています。入浴料1000円を払い、玄関近くの湯殿「六瓢の湯」へ。脱衣場、浴室とも現代風にﾘﾆｭｰｱﾙされていて、とてもきれいです。大小2つの石造り内湯があり、大きい方は10人ｻｲｽﾞの浴槽で、湯温は41℃位。無色透明のﾅﾄﾘｳﾑ・ｶﾙｼｳﾑ-塩化物・硫酸塩泉(源泉名:湯河原22号)が満ちています。PH8.4で、肌がﾂﾙﾂﾙする浴感。熱めと書かれた、もう1つの4人ｻｲｽﾞの小さい方の浴槽は、湯温43℃位。坪庭を眺めながら、貸切状態でまったりできました。瓢箪の湯口から出ている源泉は熱過ぎて飲めませんでしたが、脱衣場で冷ました源泉水を飲めるようになっています。口に含むと、まろやかな味。縁起の良い瓢箪は昔から親しまれ、「六瓢=無病」に通じるため湯殿を名付けたと、壁に掲示されていました。一度は泊まりで、利用してみたい宿です。

ひとつの建物内で足湯も露天も、のんびり楽しめる旅館でした。

初湯河原温泉でこの旅館を予約した決め手は、
館内がきれいであることと、旅館らしい風情があること、
地の利がよいことでした。
全て期待を裏切らない旅館でした。

食事は重視していませんでしが、上品に盛りつけられた料理を
朝夕部屋食でいただけて、質も量も満足です。

階段が急なので、足腰が弱った方にはおすすめしづらいです（個人的に）。
室内の音が外に響きやすいように感じました。

いつ行っても落ち着いた雰囲気の旅館であってほしい、そう強く思わせる旅館でした。

　湯河原温泉街中心部に近く，木造の古い老舗旅館が並ぶ路地を少し入ったところにあり，交通や観光に便利な立地です。大正から昭和初期に建てられた本館，別館は文化財指定建築物で，趣のある古色蒼然とした建物ですが，室内はよく手入れされており，また一方では空調や洗面所，トイレなどは近代化されており，歴史的建造物とうまく調和しています。１階の談話室や５階の休憩室もくつろげます。
　温泉施設ですが，１階の内湯，４階の貸切半露天風呂は近代化され，快適に使えます。周囲に背の高い旅館などもあるため，半露天からの眺望は今ひとつですが，５階の足湯からの眺めはまずまずです。
　泉質ですが，自家源泉から湧出した無色澄明，かすかに温泉臭のするさらさらの弱アルカリ，塩化物硫酸塩泉の源泉をかけ流しています。泉温が高温のため，一旦冷ました源泉も追加供給しているとのこと。泉質のインパクトはやや弱いですが，とてもやさしいお湯なので，強い温泉が苦手な方にもよいと思います。
　その他，女将やスタッフの方は明るく気持ちよく応対してくれますし，食事も魚介類を中心としたもので，普通の大人であれば量的にも遜色なく，この価格帯としては水準以上だと思います。以上のように，首都圏に近い有名温泉地の宿としてはコストパフォーマンスに優れ，源泉のお湯と伝統の建物を守っている宿ということで，この評価としました。このような宿には，これからも頑張って欲しいと思います。

思ったより風情のない印象。
確かに建物は木造で古い棟は大正時代のものとのこと。

部屋は踏み込みなく10帖ほど
そのかわり角部屋のため２面に広縁があるトイレ付きのお部屋
広いだけの部屋が好きではないのでこれくらいの方が落ち着いた。
眺めは坪庭のみ。
このあたりは宿が密集しているので望む方がヤボでしょう。

お宿の方は皆とても感じがよく
掃除も行き届いていて居心地が良かった。

肝心のお風呂も清潔で
ほのかにしょっぱいお湯はよくあたたまり熟睡できた。
到着すると貸し切り風呂の案内をされ
時間制で半露天のお湯を楽しむこともできる。
翌朝最上階にある足湯を使いに行った。
鳥のさえずりと青い山々の眺め、
風が気持ちよく湯温を調節できるのもありがたい。
客室を改装したという休憩室も居心地が良かった。

料理はいわゆる旅館会席。
どこかで量が少なめとあったけれどお酒をたしなむ私たちには十分。
部屋食でほとんどの料理を並べたあと
揚げ物、焼き物を後から運んでくれる。
味付けも適度でおいしく頂くことができた。
デザートは湯河原らしく大ぶりで甘いみかんとクリスマスケーキ。

ここまで書いて自分の評価が3
いわゆる普通、ってことの意味を考えてみた。
何が足りないんだろう、、
部屋食、貸切風呂、東京から近く、古き良きレトロな宿
条件は揃っているのに。

1つ
冒頭の通り風情、情緒が足りない。
とっかかりとして照明器具を変更・追加してはどうでしょうか。
自宅でも白熱灯もしくは暖かい色の電球を使用しているせいか
蛍光灯は寒々しく感じます。
例えば広縁の照明をガラスのシェード+白熱灯に変える
部屋にひとつ、それこそイサムノグチの和紙行灯を置いてみる。
あかりは心を変えてくれます。ぜひご検討ください。
もうひとつ提案。
いつも良かった宿のタオルを持ち帰っているのですが
ここにはなく、いかにも洗って使いまわしたものだったこと。
不潔だったという意味ではありません。
熊本にある旅館藤もとのタオルは今でもお気に入りです。

２つ
これはやむを得ないことだけど、とにかく音が響く。
声は聞こえないけれど
人が起きてる時間はドシンドシンと揺れる。
小刻みな振動に窓ガラスだけがガタガタと大きく震えた時は
仲居さんに慌てて「地震ですか？？」と聞いたら
くすっと笑って「違いますよ」とのこと。
な、なんの音？！部屋は揺れておらず不思議でした。
今まで木造の宿には何軒も泊まったけれどこんな事初めて。

3つ
親切だけれど不案内
チェックイン時お部屋へ通して下さった方は
「こっちからあっちへ行くと貸切風呂です」とだけ。
こちらから足湯の場所を尋ねなければ知らなかったと思う。
やたらと話かけられるのは好きじゃないけど
忘れてたのかな？

また行くか？と聞かれたら「違うとこ」と言ってしまうでしょう。
再考願います。

いまや和風はどこにでもありますが、ココは創業300年以上、建物は、廊下や階段、お部屋の欄間模様なども昔のままを色濃く残していてとても趣があります。水戸光圀も立ち寄ったということでも有名な温泉旅館です。
お風呂は予約をして貸切露天風呂に入りました。温泉質が良いのは言うまでもありません。箱根のように観光という意味では地味な場所ですが、だから安くてかえって嬉しいです。
安くても夕食は部屋まで運んでくれます。おいしかったです。
大人のカップルが多かったようです。おしのび？旅行にも向いていると思います（笑）
老舗旅館なのに敷居の高さを感じさせない、気さくなご主人と奥様に見送られ、温泉水で作ったオリジナルの化粧水をおみやげに頂きました。心も温まる思い出深い宿でした。