茨城県稲敷市、田舎道をどんどん走った所に、
大きな、健康ランドがありました。

土曜日の１０時過ぎに行きましたが、車は数台、中もガラガラです。
下駄箱のカギを渡し、７５６円払ってロッカーキーをもらいます。
１階ロビーには、パチスロや卓球台が置かれています。

広々した内湯。
大きな白湯の主浴槽には寝湯ジェットを備えます。
漢方薬湯は、油臭というか温泉っぽい匂いがして、ここでは一番良かった。
あとは水風呂、高温サウナと、ヌルいスチームサウナです。

露天には歩行浴プールがありましたが、水は張ってませんでした。
乳白色の入浴剤を投入した岩風呂があり、
周りだけでなく、浴槽の底も岩がデコボコしていて、野趣は味わえますが、
濁って下が見えないため「危険」さえ感じました。
せめて透明な湯にすれば良いと思うのですが、この辺のセンスの無さは、逆に特筆ものです。

１階に舞台のある座敷の食堂。
２階には、これまた大きなリクライニングルーム（写真）があり、どちらもガラガラで、
さらに使われていない大きな休憩室が、別にあります。

食堂もリクライニングも、半分ほどのスペースでタバコが吸えるという、今時、考えられない空間でした。
実は、トイレにも灰皿があります（笑）

食事はヒレカツ定食にしましたが、肉は千葉県多古町産の元気豚で、
御飯、サラダ、味噌汁、漬物、デザートが付いて８８０円とリーズナブルでした。

温泉ではないため、話題にのぼることは殆どなく、
自宅から４０キロほどの近場に、こんな大きな施設があるとは、
恥ずかしながら、最近まで知りませんでした。

良い感じに老朽化して、設備も料金も「昭和」に戻ったような場所。
宿泊も出来ますが「そんな人がいるのか」と疑問に思うほどの田舎。
キレイなスーパー銭湯もいいけど、こういう鄙びた健康ランドは面白い、と私は思います。