足の裏が黒くなる源泉かけ流しの湯処

位置的には、JR東北新幹線の那須塩原駅と東北自動車道の黒磯板室ICのちょうど中間くらい。駅から塩原温泉に向かう県道53号線沿いに佇む、令和2年（2020年）に開業した掘削会社に併設された日帰り温泉施設。白河井戸ボーリング那須営業所の看板とログハウスが目印です。平日の午後、利用してみました。

駅前通り沿いなんですけど、駅から約2.3kmもあるので、駅近とは言えないかな。平日は、13時からオープン。入浴料1000円は、玄関を入って左側の受付横の券売機で。すぐ奥に男女別の大浴場があり、この日の男湯は左側のサウナがある方（曜日によって男女入替わり）でした。

100円返却式ロッカーが並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、右側に3人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、一般的なものです。

窓際に5人サイズのタイル張り木枠内湯があり、緑白色に濁ったナトリウム・カルシウムー塩化物温泉（源泉名: 那須塩原駅前温泉）が、源泉かけ流しにされています。泉温72.1℃を加水・加温せず、43℃位で供給。PH7.9ながら、肌がスベスベする浴感です。循環・消毒なし。湯口の湯を口に含むと、アブラ臭と硫黄臭が混じった匂いがしてしょっぱエグい味。黒い湯の花も舞っています。

続いて、外の露天風呂へ。5人サイズのタイル張り石枠があり、湯温は41℃位。水深1m5cmと深いので立ち湯です。子供だけの入浴は禁止。手前は、腰掛けられるようにもなっています。温泉の成分が沈殿していて、気づいたら足裏が真っ黒に。デッキチェアも置かれていて、クールダウンも可能です。

囲まれているので景色は望めませんが、壁にはゴルフ場の絵が飾られています。少し早くオープンしたので、しばらく貸切状態でまったりできました。

また、サウナものぞいて見たら、小さいながらもなかなかきれいです。結局、使わなかったですけど。

ちなみに、浴室内の撮影は許可制です。この時はまだ誰もいなかったので、受付の方に快くOKを頂きました。

主な成分: ﾅﾄﾘｳﾑｲｵﾝ1477.3mg、ｱﾝﾓﾆｳﾑｲｵﾝ0.7mg、ｶﾙｼｳﾑｲｵﾝ591.3mg、ｱﾙﾐﾆｳﾑｲｵﾝ0.1mg、ﾏﾝｶﾞﾝｲｵﾝ0.1mg、第一鉄ｲｵﾝ0.4mg、ﾌｯ化物ｲｵﾝ4.1mg、塩化物ｲｵﾝ2743.6mg、硫化水素ｲｵﾝ0.3mg、硫酸ｲｵﾝ691.0mg、炭酸水素ｲｵﾝ99.5mg、臭化物ｲｵﾝ6.2mg、ﾒﾀ亜ﾋ酸1.3mg、ﾒﾀｹｲ酸73.6mg、ﾒﾀﾎｳ酸130.2mg、遊離二酸化炭素2.1mg、成分総計5.842g

井戸や温泉を掘削する業者が作った温泉施設。
源泉かけ流し。ナトリウムが強い。やや深めの水深なので水圧で体が温まりやすい。
硫黄の匂いがすごい。油臭もするのは新鮮な証拠だという。硫黄と鉄の成分が濃いので、湯から上がると足の裏が真っ黒になる。
日によって色が違う。