近鉄今里駅南口から西へ線路沿いに歩いていきます。猪飼野橋交差点との間にあるお風呂屋さん。ランドリーを併設していまして、2階は住宅っぽい建物。明るい飾り煉瓦が印象的です。煙突はコンクリ製の中太タイプで、近鉄電車からもよく見えます。
フロント式でロビーはなし。ドリンク冷蔵庫とアイスの冷凍庫があります。もともと番台だったのを改装したせいでしょう、スペース的に難があります。脱衣所は普通サイズでこちらにはドリンク冷蔵庫あり。
浴室は狭いのですが、なかなかの充実っぷりでして、手前から気泡風呂、電気風呂、浅風呂、八角形の深風呂、超音波浴槽と男女境界壁沿いに並んでいます。奥の外壁側にはサウナもあります。露天風呂というのか、ちょっとしたテラスのようなスペースが奥にありまして、こちらは冷たい水風呂と1人用のヒマラヤ岩塩風呂。少し岩塩が薄い印象ですが、一応岩塩らしい香りはしています。白湯の方も、質のよさは感じられていまして、消毒控え目のさっぱりしたいい湯です。清潔感もありますし、初心者さんにもお勧めできるところかなと思います。近くで一杯ひっかけた帰りにでも是非どうぞ。

営業時間・14:00～23:30
木曜休み
料金・大人410円・小学生130円・幼児60円

　大阪市の生野区、今里辺りは新地があったりコリアンタウンがあったりしてカオスな世界になっていました。関東の人間としては見るものが何もかも新鮮で楽しかったのですが、この辺りは銭湯も多いようで、大阪市内でも生野区は特に銭湯の多い土地なんだそうです。今回も何も考えずただ歩いただけで３軒も銭湯を見つけてしまい、狂喜の中で入ったのがこちらです。

　ガラガラっと引き戸を開けるとフロントがあり、おっちゃんに４１０円払って入りました。

　湯殿のラインナップ
　洗い場(カラン16席)
　バイブラ湯(41℃)
　電気風呂(41℃、１席)
　八角形風呂(41℃)
　座湯(41℃、背面ジェット、2席)
　塩湯(38℃、狭い、ヒマラヤ岩塩使用)
　水風呂(16℃)
　乾式サウナ(100℃、テレビナシ、砂時計あり)

　横にコインランドリーが付いた正統派銭湯でした。フロントの奥に脱衣所、その先に湯殿があります。脱衣所にはソファが置かれ、テレビを見ながらくつろぐ地元のおっちゃんなども。

　湯殿は右側にカラン、左側に浴槽があり、奥にはサウナや水風呂、岩塩風呂などがありました。湯殿全体はそんなに広くは無いのですが、浴槽が機能的に置かれているので狭いながらも沢山の浴槽を配置する事ができています。

　どの浴槽も温度は41℃程度となっており、東京銭湯のような熱い風呂と言う訳ではないようです。サウナ室は木造で床が熱いのですが、ビニールのマットを利用できるのでお尻が低温火傷する事は回避できます。

　かなり充実した湯殿風景で、1時間以上も粘ってしまいました。東京銭湯でもなかなか見られない、多彩な浴槽がある良い銭湯でした。

施設外観

近鉄今里駅の南口を西にしばらく行くと見えてくる銭湯さんです。近鉄の電車からも煙突がよく見えまして、「三宝湯」と書いてありましたので意識していたのですが、ようやく訪問と相成りました。シルバーの煙突でランドリー併設。2階はバルコニーとサンルームというモダンな造りになっています。
入り口の雰囲気がちょっと変だなと思って入ってみますと、フロント式に改装されていました。こちらはドリンク冷蔵庫とアイスの冷凍庫がありまして、椅子は1～2脚と簡単なスペースになっています。ということで脱衣所は狭く、こちらはドリンク自販機です。
浴室は男女壁に沿って正八角形の深、浅、気泡、超音波、電気風呂と一通りそろっています。サウナとちょっとした出窓っぽいスペースに1人用のヒマラヤ岩塩風呂とかなりヒンヤリした水風呂。ヒマラヤ岩塩はダシ汁のような香りが濃くもなく薄くもなく漂っていました。それ以外の浴槽は無味のさら湯で消毒臭はやや弱いレベルです。
特に暑い日でしたので水風呂がありがたかったです。近くに住んでいる人は是非日常のお風呂に加えてみてはと思います。