川場スキー場に行く途中にあります。風呂場、泉質は可もなく不可もなくです。ゴールデンウィークだったので、宿泊のお客様と地元の集まりで賑わっていました。

浴室内に大きな岩がある内湯。　浴槽は２個あり、１つはジャグジーになっている。　浴槽内は毎日洗浄しているので、循環だが塩素消毒していない。

桜川温泉　ふじやまの湯　アルカリ性単純温泉　加温、循環
４１度　ｐＨ９，４０　フッ素イオン　８．１　ホウ酸イオン　１．２　メタケイ酸　２９．３　酸化還元電位　（ORP）　２６　（2011.8.27）

川場から片品に抜ける『奥利根ゆけむり街道』より一本西側の道を上がっていくと、
左手に『ふじやまビレジ』があり、その先右手の古めかしい民宿兼日帰り入浴施設が『ふじやまの湯』です。
川場に点在する５つの温泉のうちの一つ『桜川温泉』に浸かってみたくて訪れました。

館内入るとすぐが休憩広間兼食堂の座敷ですが、スキーシーズンの終わった今、閑散としていました。
浴室は改装の跡が見られ、脱衣所の壁や床もきれいな板張りで好感が持てます。
しかし、着替えは脱衣かごで、貴重品用ロッカーが有料（100円）なのは残念です。
素通しのガラス戸を開けると、浴室内はとても天井が高く、大きな丸太の梁が何本も組まれ豪快です。
むき出しの屋根裏に横長の通気窓が一列に並んでおり、湯気がまったくこもらない造りになっています。
浴室の真ん中に大きな岩が配置され、それを境に二つの浴槽が並んでいます。
奥が循環式の温泉で手前がジャグジーです。湯は無色透明のアルカリ性単純泉。
ガラス戸をあけた時に浴室全体が塩っぽい匂いがしましたが、すぐに慣れて感じなくなりました。
でも湯をすくって嗅ぐとやはり塩っぽい香り。浴感がないのでこの匂いがなかったら、本当に温泉？と思うかも。
ジャグジーの方は更に香りもほとんどありませんでした。
どちらも塩素消毒はせず、毎日清掃していると書かれていました。（加温・循環有り）
一時間ほどおりましたがずっと貸切（男性は何名かいらっしゃったようです）。

立派な湯殿と、壁いっぱいの大きな窓からまだ雪の積もった山を間近に見ながらの入浴は気分爽快でしたが、
周辺に『初穂の湯』や『渓山荘』と言った良い温泉がたくさんありますのでわざわざ行く事はもうないと思います。
スキー帰りに寄るにはよいのではないでしょうか？川場スキー場の入り口です。