８月下旬の平日、ＪＲ西金沢で北陸鉄道に乗り換え、加賀一の宮（鉄道のすぐ前にバス停有）からバスに乗り換えて２時間以上かけて来ました。
まず驚いたのが、バスが１日２往復しかないこと。旅館の方に聞きましたが、車で来る方がほとんどで、バスで来る方はほとんどいないとのこと。実際に夕方下車時には地元のおばあちゃんと２名。翌朝の乗車時には私ひとりだけでした。しかし、バスは途中までは結構乗客も多く、加賀一の宮での乗車時は座れませんでした。
温泉ですが、内湯は熱く、露天はゆっくり入るにはぬるめでちょうどいい温度です。使い込んで温泉の成分がはりついた枡で飲むことができます。私はとても気に入りました。
ただ残念なのは虫が非常に多く、飛んでいるだけなら無視すればよいのですが、油断している間に刺しにくるのです。ドアを開けた隙に内湯にまで入ってきて、参ってしまいました。次回は夏をはずして行きたいです。
当日は宿泊は３組で最上階の５階のみを利用していました（エレベーター有）。川側の眺望のいい部屋に案内してもらえました。予約は前日の夜の９時過ぎ。参考にしたのが２年ぐらい前の「旅行読売」で紅葉特集の温泉宿に掲載されていました。
朝食の温泉粥がおいしかったです。

白山スーパー林道石川県側入口にひっそりたたずむ中宮温泉、
寄り添うように4軒並んだ旅館の一番手前です。
こじんまりした内湯と露天風呂があり、まず檜風呂の内湯は完全源泉掛け流しで、
やや熱めで少し濁った含食塩重曹泉は飲泉も可、特に胃腸に効くとのことです。
露天は3,4人入れば一杯のコンクリート打ちつけでいかにも山奥の湯舟といったところ、
しかし内湯からあふれた湯を露天に流して使っているのはともかく、
岩の向こうに宿の人が時々通り過ぎるのが見え、少々引いてしまいました。
立ったら下にある道からも見えてしまうかもしれません。
内湯だけならいい気分だったのだが露天でマイナスってところですね。

白山スーパー林道の開通は毎年6月上旬なので、中宮温泉への岐阜県側からのアクセスは現在不可、
その分訪れる人が少ないので、中宮のお湯だけを楽しむなら開通するまでの今の時期がベストかと思います。
また旅館の並びの前ではペットボトル持参で湯をくんでいる人もいました。

すさまじい山の中にある秘湯です。
たどり着くまでの道が狭くてしかも凄まじい崖の上。
大自然の中にあるのですが
夏に行ったので虫が多かったです。
お湯に特徴はあまりなかった気がします。