森の中の重厚過ぎる湯宿で白濁湯を満喫

箱根仙石原温泉の森の中に佇む、重厚な建物に客室数わずか17室という贅沢な造りながらリーズナブルな湯宿。優良企業等の保養所を、施設所有者に代わって運営する四季倶楽部の人気宿でもあります。平日の午後、日帰り入浴して来ました。

館内は土足禁止なので、奥の靴箱に靴をしまいスリッパに履き替えます。入浴料1150円（大小貸しタオル付）は、玄関を入って左側のフロントで。右手の階段で3階に上がると、男女別の展望大浴場があり、男湯は左側です。

棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、左右に7人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、一般的なものです。

窓際に10人サイズのタイル張り石枠内湯がありますが、こちらは沸かし湯で温泉ではありません。ジャグジー付で、窓から森と山を眺める景色。サクッと入って、着替えます。

2階へ戻り、渡り廊下の先の宿泊棟へ。1階へ階段を下りると、男女別の露天風呂「金時の湯」があり、男湯は右側です。

棚に籐籠が並ぶ狭い脱衣場には、ドライヤーも完備。外に出ると、右側に2人分のシャワー 付カランがある洗い場。アメニティは、一般的なものです。

奥に5人サイズの屋根付の岩風呂があり、緑白色に濁った酸性ーカルシウムー硫酸塩・塩化物温泉［源泉名: 大涌谷温泉 蒸気造成混合泉2号線（仙石原方面）］が、かけ流しにされています。泉温64.1℃を（温度調節のため加温・加水することもあり）、43℃弱位で供給。PH2.0ながら、やや肌がスベスベする浴感です。循環なしですが、消毒はあり。でも、塩素臭は全く気になりません。湯口の湯を口に含むと、硫化水素臭がして酸っぱく少苦味。白い細かな湯の花が大量に舞っています。森と山の景色を眺めつつ、しばらく貸切状態でまったりできました。

館内はとても綺麗で、管理棟の2階にはソファの置かれたラウンジもあり、湯上がりにのんびりできましたよ。

主な成分: 水素ｲｵﾝ10.1mg、ﾅﾄﾘｳﾑｲｵﾝ36.4mg、ﾏｸﾞﾈｼｳﾑｲｵﾝ32.9mg、ｶﾙｼｳﾑｲｵﾝ91.9mg、ｽﾄﾛﾝﾁｳﾑｲｵﾝ0.05mg、第一鉄ｲｵﾝ7.70mg、ｱﾙﾐﾆｳﾑｲｵﾝ12.4mg、ﾏﾝｶﾞﾝｲｵﾝ1.60mg、亜鉛ｲｵﾝ0.03mg、ﾌｯ素ｲｵﾝ0.12mg、塩素ｲｵﾝ236mg、硫酸水素ｲｵﾝ147mg、硫酸ｲｵﾝ440mg、硝酸ｲｵﾝ0.68mg、ﾒﾀｹｲ酸120mg､ﾒﾀﾎｳ酸4.20mg､遊離硫化水素0.38mg、遊離硫酸3.53mg、成分総計1.148g
※なお、平成21年の分析書だったので間もなく更新かも知れません。