今年の春休みに２泊利用しました。区民保養所ということでしたのであまり期待はしていなかったのですが、全体的には、箱根で！この料金で！静かで落ち着ける非常に好印象の宿でした。
スタッフの応対が事務的でなく良心的。（お客さんの顔と部屋を覚えていてくれた。）浴衣が選べる（糊で硬くない）。夕食が部屋食（朝食は広間）、両方とも量が多くて、質・味ともに◎。
特にお子様ランチは絶品でした。施設、部屋とも掃除が行き届いていました。外観は確かに老朽化していましたが、リニューアル時にだいぶ手直しをしたのかとてもきれいな施設でした。
ただ、１階の小浴場（タイル風呂）は、行きかたが迷路のようでした。大浴場（岩風呂）は脱衣所から洗い場まで階段をおりていきますのでお年寄りは足元に注意してください。
新聞は部屋に配達されませんが（ロビーにあり）その日の番組表は、部屋においてあります。冷蔵庫の飲み物はチェックアウト時に自己申告で清算しますが、料金は、コンビニと変わりませんでした（安！）。アメニティグッズは特にありませんので持参です。バスタオル、ハンドタオルはクローゼットの中にあります。
強羅駅からは、坂道を登りますので（結構きつい）ケーブルカーで公園下まで行き、歩いたほうが楽です。荷物は、湯本駅から箱根キャリーサービスが使えますし、部屋まで運んでありました。
ぜひ！もう一度利用したい宿でした。

文の郷の長所を挙げてみます。
その１．ナトリウム一塩化物泉の源泉かけ流し。岩風呂と、岩が少しだけついているお風呂が、時間によって男女入れ替え方式なので、両方行くことができる。熱めなので、加水しているが、加熱も循環も塩素消毒もしていない。
その２．強羅駅から歩いて五分という便利な場所にある。強羅公園のすぐ前でもあり、なにかと便利。
その３．近年、全面リフォームしたということで、建物全体もお部屋もきれい。車椅子のお客様でもゆったりと入浴できるような広いバスルーム付きの身障者用のお部屋もある。
その４．お値段がリーズナブル。東京の文京区在住の方はとくに有利で、なんと平日一泊二食付き６千円！　それ以外の方でも９千円。
　短所はほとんど思いつきません。でも、お食事がどうだったか、ほとんど記憶に残っていません。あしからず。