日帰り入浴が平日のみのため、なかなか訪問する機会が無かったが、会社の慰安忘年会で、日曜日泊で訪れた。
　９階建ての温泉旅館で、玄関ロビーは５Ｆに位置している。客室の階、浴場の階、宴会の階、朝食バイキングの場所など丁寧な説明有り。

　大浴場は２Ｆにやわらぎの湯、階段を下りた１Ｆにくつろぎの湯があり、通常の時間帯（～翌日1:00）は、やらぎの湯が女湯で、4:00～10:00は男女入れ替えになる。くつろぎの湯は、40人サイズの湯舟、洗い場シャワーは15個、12人サイズのドライサウナは80℃とやや低め。開き戸１枚隔てた露天風呂は、二段の岩風呂で、上段が6人サイズで下段が10人サイズ。やわらぎの湯は、30人サイズの湯舟、洗い場シャワーは10個、7人サイズのサウナ。引き戸１枚隔てた露天風呂は、12人サイズの檜風呂と、奥には2人サイズの円形の信楽焼陶器風呂が2つある。屋根に覆われた露天風呂は、前面が開放状態で、眼下に渓流（荒川）の流れと（明るい時間帯なら）対岸の木々を眺めながら浸かっていることが出来る。
　泉質は、無色透明で茶色の湯の花が浮かぶ単純温泉。源泉温度が60℃と高く、湯口温度が55℃位ありそうなので、露天の湯温は44℃と熱めで、内湯の方が湯舟が大きい分やや低く42,3℃。到着後、宴会後、早朝に朝食後と十二分に堪能した。
　また２Ｆには、壜牛乳を含む自販機列に、20畳ほどの休み処、無料のマッサージ機が4台、足裏マッサージと腰マッサージ機がセットされた椅子が2つあるのも、嬉しかった。

　今回、ステージ付きの大宴会場に、二次会でカラオケクラブ（中に少人数のカラオケルームもある。夕方と朝8:00～10:00は、ドリンクサーバーが飲み放題）を利用させてもらった。朝食バイキングは海鮮丼や自家製ヨーグルトもあり十分なメニュー。

　建物の構造上なのか、エレベーターが３箇所に分かれていて、１～７Ｆ、４～７Ｆというように異なっている。１Ｆにも客室があるが、浴場には２Ｆからしか行くことが出来ず、朝方、杖をついたり腰の曲がったご婦人方が階段を上り下りするのが辛そうだったのを見て、施設評価は３点とした。

向瀧旅館が正しい名前のようです。

杉の下バス停のすぐ近くにあります。

小雪混じりの晩秋に日帰り湯で入りました。
この旅館は土湯温泉街の隅の渓流沿いにある9階建て81室の大規模旅館で，館内は広く内装も華やかで設備も充実していますが，団体客も多そうです。

温泉ですが，男性用の浴室は５階の玄関から下った１階にあり，内湯と露天風呂のほかサウナも併設されています。内湯は，広々とした浴室に一度に60人くらい入れるような壮観な巨大湯船があり，一面ガラス張りの窓（外壁？）を通して，眼下を流れる渓流と山の紅葉が眺められるようになっています。泉質は単純泉ですが，内湯は掛け流しと循環式の併用とのことで（さすがにこれだけの湯量になるとやむを得ないのかもしれませんが），少し消毒臭も感じました。
一方，露天風呂は20人ほどが入れる湯船と10人ほどが入れる湯船の２つあり，いずれも加水ながら掛け流しとのことでお湯には茶色の湯の華が舞い，ややぬるめのお湯に浸りながら晩秋の渓流や山をのんびり眺めることができました。

このような大規模施設は要素が多くていつも評価が難しいのですが，ここは大規模の割には眺望の良い露天風呂を掛け流しで確保していますし，設備も充実，施設の手入れもよくされているようですので，４点に近い３点と評価としました。少なくとも立ち寄り湯としては十分楽しめると思います。

日帰り入浴で利用しました。
ちょうどお昼過ぎで、何となく旅館内は陰気な感じでしたが、温泉特に露天風呂は眼下に川が流れていて眺めも良く、とても爽快な気分になれました。利用者もほとんどなく、湯質も柔らかでとても満足できました。