みやま荘（五峰荘別館）

東北道白河ICを下りて甲子道路を西へ進みます。電車の場合は新白河駅が最寄りで、そこから送迎が出ています。どちらも２０分ほどで到着です。

自然に囲まれた道を走っていると、右手にいなせな人形が置かれている宿が見えてきます。

それが今回の漢湯、新甲子温泉、みやま荘です。

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  こいつの風格…！漢だ！！そして頭には手拭い
  
  

山小屋のような三角屋根、そしてロビーには立派なステンドグラス。

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  いかにも山という外観

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  漢には似つかわしくない？立派なステンドグラス
  
  

「漢らしい要素ないじゃん…」と思ったあなたは漢らしくないです。

漢なら黙って最後まで行く！そういうことです。

廊下を進むと見えてくるこの脱衣所の暖簾…粋ですね！漢≒粋なのです。

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  上手に顔まねできた

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  女性も粋！！
  
  

脱衣所内には他ではなかなか見られない貼り紙があります。
特に源泉が浴槽に入るまでを説明している宿は、どんなに源泉自慢の宿でもあまり見かけるものではないです。
同様に清掃状況を公表するのも珍しいです。

うちの湯に浸かって満足せずに帰れると思うな！！
そんな湯への自信…感じるぞ！！

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  お湯自慢でもなかなか見かけないのだ

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  私も掃除をする身…清掃状況を公表できるのは自信があるから！
  
  

では期待に胸を膨らませ…いざ浴室！！

がらがらと戸をあけて入ってみると…意外と普通な内湯です。
しかしただ一点、ここまでこだわっています…！

湯口に「自家源泉かけ流しでございます」のプレートが。

ここまで源泉かけ流しを徹底して伝える姿勢…漢ですね！

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  ここまで言われたら絶対源泉かけ流しだ…

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  むはぁー…包まれる優しい感覚…母の腹に帰ったようだ…！
  
  

そして露天風呂…とんでもない開放感です。
青々と茂る木の下には赤茶色に濁った温泉と、色のコントラストが目を楽しませてくれます。

そしてこの色…ワイルドですねー…お湯そのものは透明なのですが、微量に含まれる鉄分が湯船の岩と化学反応を起こしてこう見えるのだそうです。

「温泉に入っておるのだ！」という感覚が視覚的に実感できますね。

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  空と森と湯と岩…大自然！！
  
  

浴槽中央にはポージングのための石があり、漢向けのサービスも充実しています。

ただし危ないので立ち上がったり踊ったりしないように！

※ポージングとは…あふれる漢気に身を任せて、その心意気を体現する方法。刹那性が高く、変に意識すると失敗するので、とにかく無心で体に任せることが大切。

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  ミケランジェロ作　湯に降り立った堕天使
  
  

「ここまで源泉かけ流しをアピールするということは、お湯にとてもこだわりを持っているということですよね？」という私の問いに対して支配人のかたからは「ありのままを伝えているだけです」との答えをいただきました。

湯への謙虚な姿勢… 漢湯認定です！

確かに言うとおり。源泉から汲んで浴槽に注ぐ、単純にそれを説明しているだけなのです。
なんだか温泉の本質を再確認した気がしました。

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  湯とは何か…永遠のテーマである（岩がアツアツでやけどした）
  
  

今回、こだわりの温泉とともに野趣あふれる豪快露天風呂を体感した毎川は

「自然あふれるところってやっぱいいな～」

と思い立ち、自然が並みじゃない漢湯を探し始めたのであった。

次回もー…I N　 T H E 　B A T H !!

※撮影、掲載は許可をいただいております。