ココロとカラダをととのえる“暮らしの主人公Stories”

自分自身がハッピーでいるから人に与えられる

世界から選りすぐった、地球にも身体にも優しいチョコレートやティーなどを集めたサイト「EMDM」を運営する、合同会社Vol.代表取締役の遠藤桃子さんにインタビュー。2児の母でもある遠藤さんに、暮らしの中でととのうために意識していることを5つ教えていただきました。

INDEX

1. ヨガでいい連鎖が次々と

(ご本人提供)

元々、運動をするのが好きだったのですが、2人目の子どもを出産してからは思うように体が動かなくて、痛みも感じるようになったんですね。さらに食欲も減って、体の不調がイライラにもつながるようになりました。そこで悪循環から抜け出さなきゃ!と思って、ヨガを始めてみることにしたんです。

といっても、まだかじっている程度ですが、ヨガの音楽を聴くだけで癒されるんですよね。体の調子もどんどんよくなって、出産で増えた体重も減り、次々といい連鎖が起きました。

ヨガをきっかけに瞑想にも興味を持つようになり、仕事でティーメディテーション(今に意識を向けながらお茶を使って瞑想する方法)のイベントをオーガナイズさせてもらったこともあります。

ストレスが多い社会だからこそ、少しでもリラックスする時間を持つことが大事だと思います。私自身、幼い2人の子どもを育てながら、夜の時間に仕事することが多かったので、生活リズムが乱れっぱなしだったのですが、忙しさのあまり体調が崩れていたことにも気づかなくて…。でもヨガを始めてからは、自分で心身のコントロールをすることを大切にしたいと思うようになりました。

 2. 日々の掃除が幸せにしてくれる

心身が整い始めると、暮らしの面でもいいルーティンができて、家の掃除をこまめにするようになりました。体調が悪いと、家が汚れていても何もやる気が起こらない。でも、自分のココロとカラダが健康になってからは、自然と家を綺麗にしたいと思うようになりました。

「今日はここをキレイにする!」といった感じで、1つずつ丁寧に片づけていると、すごく幸せを感じます。誰かに見せるためにやっているわけではないですが、満足感があるんですよね。

日々の掃除は、瞑想と似ているところもあって心地いい気分になれます。整理整頓している間に頭の中も同時に整理されるし、意外といらないものが多いことにも気づけて、「無駄なものをなくそう」という意識に変わっていきました。

 3. 自然に触れて感じる力を養う

(ご本人提供)

私の夫はイギリス人なのですが、ガチの登山オタクなんです。マイナス15度の雪山に連れて行かれて、2泊3日で真冬の山小屋に泊まるなんてこともありました。本当にハードですが、電波が通じない自然がいっぱいの場所に行くと、普段は忙しくて気づかないものを感じたり見たりできるのはいいですね。心身ともにリフレッシュされるからか、いつもよりも仕事のアイディアも生まれてきやすいです。

普段はスマホを見たり仕事をしたりして、家族間の会話が少ないこともあると思います。でも山の中にいると、そこにいる人たち同士で必然的にコミュニケーションも生まれるんですよね。子供たちも山に連れて行くのですが、不思議と自然の中では静かになります。私は文句を言いながらも(本当にハードなので(笑))、登山がすごくいい人生経験になっているなと実感していますし、そのきっかけを与えてくれた夫にも感謝しています。

 4. 環境に配慮した商品を買う

自社ではサステナブルなブランドを取り扱っているので、どういった環境保護団体があるかとか、プラスチックを減らさないといけない理由など、環境のことについてたくさん知る機会がありました。

実際にボランティア活動に参加するのはハードルが高いと思いますが、積極的に環境活動を行っている企業の商品を買うことは気軽にできます。例えば、「EMDM」で扱っているロンドンの「LOVE COCOA」が行っている、ワンバーワンツリー(チョコレートバーが1枚売れるたびにケニアに木を1本植えるプロジェクト)です。

環境にいい商品を扱うのは、消費者にとってもいいことだと思うし、私にとっても「こんなに簡単なんだ!」という気づきがあり、いい学びでした。

 5. 自分できっかけを作る

どんなことに対しても言えることですが、自分できっかけを作らない限り、誰かが動いてくれることはないので、何でも「とりあえず自分でやってみる」ようにしていますね。自分できっかけを作るのはもちろんですが、一緒に仕事しているメンバーや事業に関わってくださった方々、暮らしの中で関わっている人たちにもきっかけを与えることを常に意識しています。小さいきっかけでもいいので、少しずつ前に進むことが大事だと思うんです。

(ご本人提供)

そして、周りの人にも自信を持って進んでほしいですし、自分で自分のリミットを決めずに、何でもチャレンジしてほしいですね。でも逆に、私はどんどん進んでいってしまうタイプなので、部下に支えられているなとつくづく感じています。

遠藤さんが考える「暮らしの主人公」とは

自分自身がそれぞれの「暮らしの主人公」だと思うので、常に自分が幸せでいることで、周りにも幸せを与えられたらいいですね。「暮らし」には、家族はもちろん、友人や仕事の仲間たち、私の場合はブランドの取引先の方々など、たくさんの人が関わっていますから。

自分自身が少しでも何かのきっかけを与えられる存在になりたいですし、お互い向上し合える関係を築いていきたいです。誰かに何かを与えるには、まず自分自身がハッピーじゃないといけない。だからこそ、暮らしの中で小さな幸せを見つけたり、「自分にとって何が小さな幸せなのか」といったことをよく考えています。

Profile

遠藤 桃子 えんどう ももこ

合同会社Vol. 代表取締役

18歳で単身渡米。ニューヨーク州立大学卒業後、ニューヨークにてディストリビューション会社に就職しブランド担当を務める。その後、フリーランスのディストリビューターとなる。25歳で日本で起業するも、思い通りにならない状態が何年も続いた。しかし地道にコネクションと知識を積み上げて、現在は合同会社Vol.の代表取締役として事業を拡大。大手海外アパレルブランドのコンサルティング業務に加え、フード事業にも注力。イギリスのハイクオリティチョコレート「LOVE COCOA」など、サステナブルな商品を揃えたサイト「EMDM」の運営や、海外ブランドのサポート業を行う。人の思いを大切にし、周りにきっかけを与える存在でありたいという思いのもと、チャレンジを続けている。

※この記事は個人の感想であり、効果・効能を示すものではありません

提供元:合同会社Vol.

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