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最終更新日:2024年03月25日

サウナ用語まとめ!サウナー初心者として知っておくべき用語22選を紹介 全国

サウナ用語を耳にする機会が増えてきた昨今、その意味が分からずに困った経験をしたことのある人も多いのではないでしょうか。

代表的な「ととのう」などはなんとなく分かるものの、「あまみ」「ドラクエ」などは耳にすることが少ないうえに言葉からのイメージも掴みづらく、サウナ初心者が理解するにはなかなかハードルが高いものがあります。

そこで今回は、最近のサウナブームを機に使われるようになったサウナ用語を22語ピックアップ。いまさら聞きづらい基本ワードから知っていると一目置かれる最新用語まで「ニフティ温泉」なりに解説していきたいと思います!

サウナ用語とは?

サウナ
サウナ関連の口コミやサウナ好きの人とのコミュニケーションで独特の意味を持たせて使われるサウナ用語。
それぞれの言葉を理解することでよりサウナの奥深さが感じられたり、周りの愛好家との情報交換もスムーズになったりするので、覚えておいて損はないでしょう。

サウナ愛好家ならではの基本用語

サウナ
まず、サウナ好きであればぜひ知っておきたい基本的な用語を5つ解説します。

あまみ

サウナと水風呂を交互に繰り返していると体表に表れてくる赤いまだら模様のようなもの。
温冷交代浴によって血流がよくなり、毛細血管が開くことで生じると考えられています。

サウナー

サウナ愛好家のこと。
日常的に楽しむヘビーユーザーを指しますが、利用頻度やキャリアに関わらずサウナに深い思い入れのある人たちが自身について使うケースもあります。

サ活

「サウナ活動」の略語。広義ではサウナを利用する行為を指し、狭義ではサウナ、水風呂、外気浴という一連の温冷交代浴をする行為、または定期的にサウナを利用する習慣を指します。

ととのう

サウナ、水風呂、外気浴などの休憩というプロセスがもたらす恍惚感や多幸感のこと。
「温」から「冷」への急激な環境変化で交感神経優位となり、興奮状態にあった身体が休憩によって副交感神経が優位になってリラックス状態になる一方、血中にはまだ交感神経に作用するアドレナリンとノルアドレナリンが巡っているため頭は冴えている状態にあり、両者が混在することによって起こる現象だと考えられています。
心身が調和することでストレスの軽減や疲労回復に効果があるともいわれています。
レジェンド・サウナーの濡れ頭巾ちゃんが使いはじめ、タナカカツキ氏のマンガ『サ道』で広まったというのが通説です。「サウナハイ」と同義語。

編集部おすすめの施設を紹介!「ととのい環境が充実しているサウナ特集」はこちら。

羽衣

サウナ後、水風呂に入って少し時間が経つと冷たさを感じなくなることから、肌の表面にできていると考えられている薄い膜のこと。
羽衣をまとっている様子になぞらえています。

サウナの楽しみ方・楽しむためのサービス用語

アウフグース
サウナの楽しみ方や楽しむためのサービスにまつわる用語をいくつか解説します。

アウフグース

熱せられたサウナストーンに水などを掛けて発生した蒸気をタオルなどで仰いで入浴者に熱風を送るサービスのこと。ドイツが発祥。
このサービスを提供するスタッフは「熱波師(熱波師)」と称されることが多く、なかでもドイツサウナ協会が主催しているアウフグース講習を修了した人は「アウフギーサー」と呼ばれています。
「ロウリュウ(ロウリュ)」と混同されることがありますが、正確にはサウナストーンに水をかけて蒸気を発生させる行為が「ロウリュウ(ロウリュ)」、その蒸気を仰いで熱い風を送る行為を「アウフグース」といいます。

アウフグースについてさらに詳しく知るならこちら。

ウィスキング

サウナ浴中にオークや白樺などの植物の枝葉を束ねた「ウィスク」で身体を叩いたり、身体に押し付けたりすること。
血行を促進して全身をムラなく温めたり、筋肉のこわばりをほぐしたりするのが目的。
ロシアやリトアニア、ラトビア、エストニアなどの国々で古くから親しまれている入浴文化の1つで、施術者と対象者が1対1で行うのが基本ですが、フィンランドでは自分でヴィヒタ(フィンランド語でウィスクのこと)を使って体を叩くのが一般的です。

おかわり

アウフグースやロウリュウパフォーマンスの一連のサービスが終わった後に、再度熱波を受けること。
大抵の場合、スタッフが希望をとるのでそれに応じるのが基本的な流れです。声を掛けられていないのに自らねだることは慎みたいものです。

外気浴

サウナで温まった体を水風呂で冷やしたあと、外の空気にあたりながら身体を休めること。
このときにいわゆる「ととのい」が得られることが多いので、外気浴のためのスペースを「ととのいスペース」、外気浴用に用意されている椅子を「ととのい椅子(ととのいチェア)」などど呼んでいる施設もあります。外気浴スペースは露天風呂エリアの一角に設けてあることが多いようです。

熱波

サウナストーンに水をかけて発生した蒸気、またはその蒸気をタオルなどによって仰いだり、ダクトから送られる風によって生じた熱い空気の波動
単にロウリュウやアウフグースを日本語訳しただけの意味合いを持つこともあります。

ロウリュウ

体感温度を高めて発汗を促すことを目的として、熱せられたサウナストーンに水やアロマウォーターなどを掛けて蒸気を発生させる行為のこと。
アウフグースと同様に、その蒸気をタオルなどを使って仰いで入浴者に熱波を浴びせるサービスも含めた意味で使われることもあります。「ロウリュ」と同義。
サウナルームに備えられた専用の装置によって自動で行われるものを「オートロウリュウ」、入浴者自身が柄杓などを使って水をサウナストーンにかける行為を「セルフロウリュウ」と呼びます。

サウナを楽しむためのアイテム用語

サウナハット
サウナをより楽しむために欠かせないアイテムを指す用語もいくつか紹介します。

ヴィヒタ

フィンランド式のサウナ浴で使用する白樺の若い葉をブーケ状に束ねたもの
アロマ水で濡らして体に当てたり、叩いたりすることで血行を促し、白樺が持つタンニンやサポニンといった成分の作用で殺菌や保湿、毛穴の引き締めなどの効果が期待できます。この行為のことを「ウィスキング」といいます。
白樺以外にも樫やユーカリ、ジュニパーなどか使われることもあります。体にあてるだけでなく、インテリアや香りを楽しむためにサウナルーム内に吊るしている施設もみられます。

オロポ

大塚製薬の 「オロナミンC」と「ポカリスエット」を混ぜ合わせた飲み物で、基本的にサウナ後に飲用します。それぞれの飲料に含まれるビタミンやミネラルを効率的に喉越しよく補給できることからサウナドリンクとして人気。1:1の割合で混ぜるのが黄金比とされています。
同様の組み合わせでコカ・コーラ社の「アクエリアス」と「リアルゴールド」を混ぜた「アクリ」というものもあります。

サ飯(サウナ飯)

サウナ浴を行った後の流れで食べる食事のこと。サウナ施設内の食事処やサウナ施設の近場の飲食店で提供される料理を指すこともあります。
メニューについての定義は特にありませんが、サウナ後は体が温まり、血流も良くなって内臓の動きも活発になっているため「濃いめの味付け」「スパイシー」「食べごたえのある」といった特色を持つメニューが選ばれる傾向があります。

サウナハット

サウナ浴中に頭部を保護する目的で被る専用の帽子。日常的にサウナに入るフィンランドやロシアなどでは一般的に使われており、日本でも利用者が増えています。
着用することで「全身のなかで高い位置にある頭の温度上昇によるのぼせを防ぐ」「熱や乾燥から髪を守る」といった効果が期待できます。
かつてはウールフェルトで作られているものが主流でしたが、最近は麻やタオル地などさまざまな素材が用いられるようになっています。

サウナハットとのコーディネートもおすすめ!男女共用のサウナやアウトドアサウナなど、水着で入るサウナで着用するウェアの紹介記事はこちら。

サウナ施設に関する用語

サウナ室
続いては、サウナ施設に関する基本的なサウナ用語を解説します。

産湯

サウナ愛好家としての第一歩を踏み出すきっかけになった、サウナの魅力に初めて気づいた経験をした温浴施設のこと。
初めて「ととのう」体験をした温浴施設を指すこともあります。

サウナストーブ

サウナ室を温めるための熱源となる器具
仕様によっていくつか種類があり、おもだったところでは薪、ガス、電気が挙げられます。それぞれの特色は次のとおり。

:高火力で効率よくサウナルームを温められる。炎が見えて視覚的に楽しめる。
ガス:遠赤外線の輻射熱で体が芯から温まる。立ち上がりが早く、ランニングコストが低い。
電気:温度調節が容易でメンテナンスが簡便。火力が比較的低く、サウナルームが温まるまでに時間がかかる。

サウナストーン

サウナストーブの上に積むサウナ専用の石。
熱を保持することによって補助熱源となるほか、ロウリュウを行う際に水を掛ける対象となる役割も担います。硬くて耐熱性が高い火成岩(花崗岩)などの天然石のほか、耐久性の高いセラミック素材のものもみられます。
積み重ねる際には熱伝導率を高くするためにサウナストーンの面と面が合うようにするのが基本。使用しているうちに劣化するため、定期的に入れ替える必要があります。

シングル・グルシン

「シングル」も「グルシン」も同義。
水風呂の水温が10℃未満であること。水温表示が1桁であることが由来。
標準的な水風呂の水温は17~18℃であり、これと比較すると極めて低いことがわかります。サウナ室との温度差が大きくなることによって特別な「ととのい」が得られるという人もいます。身体への負担が大きいため、通常の水風呂よりも短時間で済ませるのがおすすめです。

水風呂

温冷交代浴の一環でサウナで温まった身体を冷やすために浸かる低水温の浴槽のこと。
16℃~21℃に設定されているのが一般的。温泉水や地下水などを使用している施設もみられます。
サウナと水風呂の交代浴は、血管の伸縮反応を刺激して自律神経系がリセットされるため、自律神経の失調によって起こる諸症状の改善に役立つといわれています。

迷惑行為に関する用語

サウナマナー
サウナ用語には他者に迷惑をかける行為を揶揄するものもいくつかあります。知らずにそういった行動をしてしまうことのないよう、ぜひ覚えておきましょう。

ドラクエ

数人のグループで施設にやってきて、サウナ、水風呂、外気浴と何をするにも連れ立って行動する様子、またはその一団のことを指します。
ロールプレイングゲームで有名な「ドラゴンクエスト」の主人公パーティが移動する際に一列に並んでゾロゾロ行動する姿からのたとえ。場所の占領や耳障りな会話などを招きがちであることから忌み嫌われています。

マフィア

サウナ室の温度を勝手に上げる行為。同室の利用者の同意を得ずにセルフロウリュウを行う行為について使われるケースもあります。
モバイルゲーム「マフィア・シティ─極道風雲」の広告で流れていた、ボスを殺害するためにサウナの温度を変更するシーンが元になっているといわれています。

サウナ用語を理解して、充実したサ活の実現へ

水風呂
無理に使うことはありませんが、サウナ用語を知っていると知り合ったサウナ愛好家との情報交換もしやすくなり、よりサウナの深みにハマるきっかけにもなるかもしれません。
以下のリンクも参考に、さらに上質なサウナライフをぜひお楽しみください!

「ニフティ温泉 サウナランキング2023」結果発表!ユーザーが選んだ人気TOP10



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この記事を書いたライター
松田 朝九
松田 朝九

高濃度炭酸泉とサウナ後の外気浴に至福を感じるフリーランスコピーライターです。

温泉ソムリエ,サウナ・スパ健康アドバイザー

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