作成日:2024年02月27日
和歌山県「わたらせ温泉」を徹底取材!湯の花が浮かぶ日帰り温泉で癒されて♡美味しい地元食も 和歌山
時間を気にせず、すべてを忘れ、ゆったりと自然の中で癒されたい。そんなときにおすすめなのが、和歌山県田辺市の「わたらせ温泉」です。現地にたどり着くまでの間も、道中の豊かな山々を眺めながら、どんどん期待が膨らみますよ。
「わたらせ温泉」では、温泉に入れるだけではなく、地元の特産品を使った食事をいただける「露天食堂」でお腹も満たすことができます。ぜひチェックしてくださいね。
「わたらせ温泉」では、温泉に入れるだけではなく、地元の特産品を使った食事をいただける「露天食堂」でお腹も満たすことができます。ぜひチェックしてくださいね。
「わたらせ温泉」へのアクセス
「わたらせ温泉」は、「高野龍神スカイライン」の「本宮」より車で4分の距離にあります。「高野龍神スカイライン」は高野山と龍神温泉を結ぶ、全長42.7kmの山岳道路。「わたらせ温泉」から車で10分の距離には、国の重要文化財に指定されている「熊野本宮大社」もあり、熊野観光をした後にはぜひ立ち寄りたい温泉です。
公共交通機関を利用する場合、JR「新宮駅」からバスを乗り継いで訪れることも可能です。また、敷地内にホテルもあり、宿泊者は事前予約で無料送迎バスも利用できます。
湯の花が浮かぶ「大露天風呂」、良質な温泉が魅力
「わたらせ温泉」のお湯にほとんど濁りはなく、無色透明のナトリウム炭酸水素塩泉です。皮膚病、 リウマチ、神経痛、胃腸病などに効果があるといわれています。濁りが少なめだからこそ、水の中に浮かぶ湯の華がよく分かりますよ。
高温浴の石風呂には、特に析出物がびっしりと付いています。温泉に入ると漂う、硫黄の香り。お湯を出たあとも長い間身体がポカポカする泉質で、「布団に入るまで暖かかった」というお客さんもいるほどです。
西日本最大級の広さ♡温度別の大露天風呂で過ごしやすい
「わたらせ温泉」の大露天風呂は、西日本最大級の広さです。大露天風呂は5つに仕切られており、その1つ1つの湯温が異なっています。
熱いお湯が好きな人は熱湯へ、子どもなどの低めの温度が好きな方はぬる湯へ……。心地いい湯温が違う家族で訪れても、一つの温泉をみんなで楽しめる――。大露天風呂の広い敷地があるからこそ、好みに応じて露天風呂を堪能することができますよ。
家族風呂でかけ流し温泉を堪能♡
今回は「わたらせ温泉」自慢の家族風呂を体験してみました! 家族やカップル、友人同士で楽しむこともできる広々とした貸切風呂ですよ。
「わたらせ温泉」の料金をチェック
「わたらせ温泉」は、広々とした敷地内に3棟の宿泊施設「ホテルささゆり」「ホテルやまゆり」「ホテルひめゆり」、日帰り入浴ができる「大露天風呂」や別棟の家族風呂を有した温浴施設。車で訪れる方が多く、200台の広々とした駐車場を有しています。
日帰り入浴の際は、屋根に大きく「大露天風呂」と書かれた建物に入っていきましょう。
大露天風呂の利用でも、家族風呂の利用でも、こちらの券売機を使用しますよ。
大露天風呂の料金は、中学生以上の大人が1,000円(税込)・3歳~12歳の小人が500円(税込)です。回数券のほか、JAF会員の割引など、お得に入浴することもできますよ。
今回入浴するのは「家族風呂」。約1時間の利用で中学生以上の大人が1,800円(税込)・3歳~12歳の小人が900円(税込)です。予約不要で、家族風呂が空いているタイミングで利用できます。
家族風呂を利用する場合、まずは近くの係員さんに声をかけてください。家族風呂の空室状況を確認してもらったうえで、家族風呂の入浴券を購入する必要がありますよ。
こんなに広くて貸切⁉ゆったり空間の「家族風呂」
券売機で家族風呂の入浴券を購入したら、係員さんに家族風呂まで案内してもらいます。家族風呂は、大露天風呂と別棟になっており、渡り廊下を渡って移動します。
別棟の家族風呂は「ささゆり」「ひめゆり」「おおるり」「やまゆり」の4部屋で構成されています。廊下突き当りのように、「入浴中」という文字が点灯している場合、その家族風呂は利用中。「入浴中」という文字が点灯していない家族風呂を選びましょう。
私が選んだのは「ささゆり」。4部屋の家族風呂の中で、「ささゆり」「ひめゆり」の2部屋は渓流に面しており、川のせせらぎを聞きながら入浴できるそう。案内してくれた係員さんからも「一番人気のお部屋」というお墨付きです。
家族風呂「ささゆり」の全景がこちら。貸切の露天風呂ですが、大人が6人入っても
余裕のある広さです。脱衣かごも6個ありますよ。
洗い場は2人同時に利用できるようになっており、シャンプー・コンディショナー・ボディーソープ完備です。
反対側から見ると、より広さがわかります。脱衣かご周辺や、洗い場には屋根もあり、雨が降っても濡れる心配なしです。
露天風呂スペースに屋根はありませんが、入浴中に利用できる傘が2つあるので、雨が降っても安心です。
お湯は、天然温泉のかけ流し。ゴポゴポと次から次に湧き出る温泉の音に迫力があります。
お湯は、42℃と熱め。入り始めは「熱い~!」と声を上げるほどでしたが、浸かっていると慣れてきて、その熱さが心地良くなってきます。お湯は上の方が熱めとなっているため、少し混ぜるとより浸かりやすい温度になりますよ。
少しずつ身体を慣らすことで、子どもでも浸かることができました。漂う硫黄の香り、川の流れる音。リラックスの極みです。
かけ流しのためドバドバとお湯が入れ替わっていきます。金属の腐食や石の色が変わっているのを見ながら、温泉の効能を堪能。お湯に浸かっているときはもちろんですが、お湯から上がっている間も、ポカポカします。
家族風呂利用者は大露天風呂も楽しめちゃう!
家族風呂で浸かる・涼むを繰り返していると、1時間があっという間に過ぎてしまいました。髪の毛を乾かしたり、スキンケアをする時間が足りない……! そんなときは、ぜひ「大露天風呂」に行ってみましょう。
家族風呂を利用する際、チケットの半券をもらえます。その半券を係員さんに見せることで、無料で大露天風呂も利用できますよ!
大露天風呂の洗面所には、綿棒・コームのほか、クレンジングや洗顔、化粧水や乳液といったスキンケア用品が完備されています。入浴は貸切の家族風呂で時間いっぱいに堪能し、入浴後のお手入れは大露天風呂で時間を気にせずゆっくり行うのがおすすめ。もちろん、大露天風呂で再入浴もいいですね!
温泉を"食べる"⁉「露店食堂」でお腹を満たす
「大露天風呂」施設内には、広々とした「露店食堂」があります。
お酒が好きな方にぜひ注文してほしいのは、「あまご酒」(2,200円・税込)
「あまご酒」とは、干した天子(あまご)を2合のお酒に漬けたもの。そしてなんと、入浴前に注文することで、係員の方が露天風呂に持ってきてくれるそう……! 「あまご酒」が入った竹筒から、竹でできたお猪口に注ぎ、それらを風呂桶に浮かべて飲む。大人の憧れを叶えられますよ♡
「あまご酒」のほかにも、「露店食堂」はメニューが豊富です♡ 今回は、「わたらせ温泉」の温泉水で作られた温泉粥のあるBセット(600円・税込)を注文しました!
こちらがBセットの温泉粥。温泉粥からは少し硫黄の香りがし、食欲が増します。ポリポリと味わい深いきんぴらごぼうに、かなり酸っぱい地元の南高梅、たくあんに青のり。一口ずつ順番に食べていくことで、温泉粥の最後の一滴まで味わい尽くせる小鉢となっています。
特に、添えられていた「青のり」は香り高く、濃い味をしています。「この青のりだけでご飯何杯もいけるのでは?」と思うほど。
係員の方にもおすすめのお食事を聞いてみました。おすすめは、料理長手作りの「さんま寿司」(700円・税込)!
お祝いの席や祭事などで食べられる、熊野の郷土料理です。お持ち帰りもできるので、ぜひゲットしてくださいね。
「鯨ハム」など和歌山ならではのお土産も!
「露店食堂」に併設して、和歌山県の地場産品も取り揃えている「わたらせ温泉」。自宅用に楽しめるものから、お土産として配れる商品までたくさん取り揃えられています。
私がまず購入したのは「青のり」(540円・税込)。温泉粥に添えられていた青のりで、その美味しさは体験済みです。
「鯨ハム」(432円・税込)は、和歌山県太地産のもの。なんと、216時間も熟成されている逸品です。おつまみやサンドイッチの具などにもおすすめな濃厚な味わいです。
今回訪れた「わたらせ温泉」は、日帰りのため入浴後は車に乗って帰宅。温泉のぬくもりが長く続き、帰宅中の車内でも、暖房なしでずっと体がホカホカしているほどでした。ゆったりリラックスできる「わたらせ温泉」、ぜひ訪れてみてくださいね。
※2024年2月現在の料金です。
関連タグ