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投稿日:2010年11月20日
また見つけた、お気に入りの小宿 (旅館國崎)
オンセンホリデーさん [入浴日: 2010年11月16日 / 1泊]
55.0点
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44.0点
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55.0点
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55.0点
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44.0点
妻の故郷へ時期外れの墓参りに同行して、泊まったのがここ。
建物の外観はこじんまりとして瀟洒、いい感じに古びてもいて好感がもてます。
宿に着いたのはチェックイン時間前の2時半ぐらいだったんですが、宿の方はイヤな顔ひとつせず我々を入ってすぐ右の談話室へ通してくれ、昆布茶とお菓子とでもてなしてくれました。
全部で九つの部屋はすべて2階にあり、我々が案内されたのは一番端の「あざみ」の間。
7.5畳の畳の間と板張りの張り出しにトイレ、2方向にある窓からは隣接する温泉施設が見えるだけなんですが、部屋はヘンに老朽しているわけでもなく、清潔で落ち着けました。
三つある貸しきり風呂は空いていれば使うことができ、まず向かったのは3階にある露天の湯。
ほぼ透明の湯のなかには湯の花がちらほらと舞い、舐めてみると塩っぱく、ここが海のそばであることを実感させてくれます。湯温はぬるめで長湯ができましたが、この寒い時期ではちと辛く感じました。
檜、石、そして共同で使う大浴場の三つは1階にあり、どこも湯温は熱く、檜の湯では、湯船を丸太を組んで作ってあり、通常の源泉の注ぎ口の他、浴槽の側面の数ヶ所からもパイプを通して湯がジャグジー風呂のようにブクブクと音をたてて湧き出してきており、気に入りました。また、大浴場の湯船の奥は、一段高くなっていて枕状にコンクリートが固めてもあり、寝湯で寛ぐことができました。
食事は1階の個室にて。
我々は三つある料金プランのうち最も安い14000円のものにしたんですが、それでも新鮮な海の幸が次々と出てきて食べきれないほど。妻は「やっぱり長崎の魚はうまい」と喜んでいました。
浴衣姿で夕日を見に海岸沿いまで行ったときのこと、道ですれ違う女生徒たちが「こんにちは」と挨拶してきたことに、この地域の教育程度というか躾の一端がうかがい知れ、湯煙のあがる町の情景とあいまって、この地が気に入りました。
写真は、宿の外側に何ヶ所かある源泉の出口のうちのひとつです。5人が参考にしています
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