-
「ガンエンカン」 いかにも塩分が濃そうな泉質を思わせる響きだ。 4月に入社したての新人添乗員が発した宿の名前だが、高齢のツアー客は「以前にも来たことは覚えているが、そんな名前ではなかったような気がする」とつぶやいた。 「ホテル花水木」を「ホテルカスイモク」、「東海道五十三次」を「トウカイドウゴジュウサンジ」と読んだのも同じ会社の社員であったのを思い出した。
このツアーは「温泉大好き倶楽部」が主催するツアーで、数百湯~千湯入った元気な高齢者が多く、若い人と呼ばれる人で60歳台後半、私は駆け出しの小僧である。
L字型の建物の両端に内湯と大岩風呂があるので、一度着替えないと移動出来ない。 無色透明の泉質で、詳しい分析表が掲げてないのでよく分からないが、pH9.26というが、とろみはない。
食事付き入浴であったが、今まで参加した食事付き入浴プランの中では最下位を争う寂しさであった。 飲料水が旨くても腹の足しにはならなかった。
芦安温泉 岩園館 ナトリウム・カルシウムー硫酸塩泉 掛け流し 飲泉可
43.7度 pH9.26 酸化還元電位 (ORP) マイナス14 (2010.7.11)2人が参考にしています