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2006/06/24入湯。
みなさんおっしゃるように、湯自体は無色透明なもので、循環ろ過していますから特徴があまりありません。しかし、施設や雰囲気はなかなかのものではないかと感じました。
画像は浴室に付随する露天風呂ですが、ご覧の通り浴槽も床も木製で、黒板塀と庭園に囲まれて景観は望めませんが、風雅な雰囲気で入浴できます。内湯は広く源泉が飲泉できる場所もあり、サウナと水風呂が併設されています。カランは10。
浴室も休憩所も、とにかく文句のつけようがないほど、清潔に保たれており、そのほとんどに木がふんだんに使われて、とてもリラックスできる雰囲気を醸し出しています。急ごしらえの木目模様の合板を張り付けた施設とはまったく異なり、重厚ささえ感ぜられる館内となっています。
ただ、注意していただきたいのは、施設の外にある「お殿様の野天風呂」に入り忘れないこと。玄関からゲタを借りて別棟まで歩きますが、入館時に説明がありません(チケットには印刷されていますが)ので、うっかりしていると気がつかないと思います。実際私もここの口コミを見ていなかったら、100%入らなかったと思います(ただし、みなさんが気がつかない分空いているのか、笹とモミジが良い加減で張り出した露天は30分ほど貸し切りでした)。
飲泉も含めて湯に個性がないのは残念ですが、800円という料金を払っても一浴の価値はある施設ではないかと思います。お湯重視の共同湯の対極にある湯ですが、ここまで施設で勝負されると、それもまた、良し、です。39人が参考にしています