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ここはお湯がどうしたというよりも、その建物からにじみ出す昭和の(それも初期の)雰囲気を楽しむべきである。
懐かしいを通り越した時代感覚である。
建物の造りも変わっている。
入って中二階の左手に男湯と女湯があり、右手に浅いプールのような霊泉が半地下になっている。混浴でしかも廊下から丸見えだ。
女性が入るには勇気がいるだろう。足だけでも浸けに行くか…?
左手の浴場の脱衣場も昭和まるだし。浴槽は小さく源泉槽と加温槽が二つあって、それぞれ3~4人入ればいいくらいだったように思う。
入浴している方も自分以外は地元の方で、果樹の出来具合を大声で話しておられた。
この温泉の建物やそこにいる人たちまでもが、最近ではあまり触れることの無くなった、古き日本の雰囲気を醸し出している。
まぁ、人によってはただ田舎臭いだけだと思われるかもしれないが、都会しか知らない若者にはぜひ体験していただきたい。
昭和にタイムスリップできるだろう。
お湯は霊験あらたかなのだとか…
さっぱりとしたいいお湯だが…ぬるい。2人が参考にしています