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札幌転居が決まってまず目につけたのがこの温泉でしたが、近いがゆえになかなか行く気にならず、半年ほどたった今日になってやっと行ってきました。平日の夕方17時前後だったからか、浴場内には私の他には3名しかおらず、広い露天・内湯ともほぼ貸切状態で利用できました。半透明緑色の湯が二つの露天(当日は男性が「ふくろうの露天」「湯遊の露天」でした)と内湯に掛け流され、浴場内の床は湯の花で波打っていて本物の温泉であることを実感させます。泉温51.5℃の高温泉ですが、広大な露天は場所によって違うものの比較的ぬるめで、個人的には適温で風情ある内湯のほうが気に入りました。
札幌から1時間足らずで行け、温泉気分はそこそこ味わえるものの、二の足を踏んでしまうのはやはり1000円という入浴料の高さでしょうか。休憩施設は充実しているようでしたが、私は入浴後そそくさと帰ったのでよくわかりません。幸いにも私は口コミに書かれているようなヒドイ体験をしませんでしたが、当日の入浴客のほとんどが二十歳前後の仲間連れであり、一人でゆったりという人には確かに向かないかもしれません。
浴場の清潔感は鄙びた温泉に近いものでむしろ好感がもてるものですが、ならば何故あそこに白い椅子を置き、BGMを流すのか・・・。北海道の温泉共通に言えることであるが、浴槽外に置かれたリゾート風「白い椅子」、癒しを妨げる「リラクゼーションBGM」には辟易する。こうした泉質主義の鄙びた温泉施設にすらそれらが見られることは理解に苦しむ。1人が参考にしています