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両神温泉薬師の湯には、20年来通っている。だが単純硫黄泉の源泉「薬師の湯」が枯れたことは知らなかった。確かに、ある時期から硫黄の匂いがしなくなったことには気が付いていたが、それは循環のためと思っていて、まさか別の源泉を供給していたとは・・・。
ここ国民宿舎「両神荘」は、初めての訪問である。存在は以前から知っていたが、道の駅の薬師の湯で十分であったため、立ち寄ることは無かった。今回は日曜で、薬師の湯の混雑が予想され、かつ両神荘の露天風呂がどのようなものか確認したくて訪ねることとした。料金は800円である。薬師の湯より200円高い。訪問時、先客は6組いた。お湯は加熱循環である。が、塩素臭はしない。オーバーフローは皆無だが、トドを決め込む人がいた。湯温は、内湯も露天風呂も41度位である。現に供給されている「すすきの湯」は、硫黄の匂いこそしないがph9.16でヌルヌルした浴感である。
露天風呂には内湯からは行けず、脱衣場から行かねばならない。服は着なくてもよいが、一旦体は拭かねばならぬ。
露天風呂には屋根があり、一部ガラス戸もある。石造りの湯船はやや深い。窓から身を出せば、眼下に小森川が見渡せる。湯船の中で携帯電話をかけている人がいたが、それも読書するのと同じくらい理解に苦しむことであった。
レストランがあって、昼食が取れる。メニューに無い食事をしているグループがいて、その人達は連泊と思われた。
料金を支払う時、そのレストランで1000円以上の食事をすると、後からでも入浴料が半額になるとの張り紙に気が付いたが、後の祭であった。6人が参考にしています