ココロとカラダをととのえる“暮らしの主人公Stories”

自分のための時間が人生をもっと豊かにする

IT 企業で働き詰めになり、1日中スマホから離れられないほど多忙な会社員生活を送っていたという、株式会社 Recologne 代表取締役の澤野優介さん。息抜きのために訪れたサウナに魅了され、フィンランド大使館監修の天然成分を詰め込んだサウナパック「Re: SAUNA PACK」をリリース。

澤野さんにとって「ととのう」とは、「次に進むためのリセット時間」。起業後も新たな事業をスタートし邁進し続けている澤野さんに、仕事の疲れから脱却し心身をリセットするために意識的に行っていること、そして働くうえで大切にしている5つのことをお話しいただきました。

INDEX

1. サウナは仕事から離れ、自分と向き合う時間に

1日15時間以上働く日もあったほど多忙な会社員時代に、先輩から誘われたのがサウナでした。サウナの中ではスマホから離れて自分だけに向き合えて、どういうことに楽しさを感じ心が躍るのか、といったことを考えられる。次第に休養としてサウナを取り入れるようになりました。

しかし、サウナに入ったあとに肌が乾燥してしまうことが多く、同じように悩んでいる人がいるのでは?と調べるようになったのがサウナパックを作った背景です。フィンランドではサウナの前にハチミツを塗って保湿対策することを知ったのですが、施設を汚してしまうので日本では使えないなと思って。そこでフィンランド大使館に監修のお願いを直談判しに行き、日本の施設でも使える保湿パック「Re: SAUNA PACK」をリリースすることができました。

現在は週に 2 回くらいのペースでサウナに通っています。今住んでいる中目黒には、「光明泉」という 1,000 円以下で入れる銭湯があって。小さいサウナと水風呂があるシンプルな環境なのですが、意外としっかりととのうんです。こういうパッと行ける気軽さが、ととのうためのサウナ選びには大切だと思います。

友達とサウナに行く場合は、個室のプライベートサウナを利用したりと、レジャー感覚で語り合いながら楽しい1日を過ごしています。会話してはいけないサウナへは1人でと、目的に応じて使い分けています。

2. 会食が多いからこそ、普段の食事でリカバー

会食が週3日くらい入ることもあるので、自宅ではなるべく自炊して栄養を優先した食事を心がけています。免疫力を高められるようなご飯を作っていて、最近は野菜をたっぷり摂れる豚汁にハマっています。

食事の回数は昼と夜だけで完全2食。朝はビタミンなどの栄養素が入っている完全栄養食のプロテインを飲んでいます。昼食に関しては、食後に眠たくなってしまうので血糖値を上げないように気をつけているのですが、会社の近くでみんなとランチに行くときは気にしすぎず食べていますね。

完全食のフードをいろいろ試してきたのですが、今は豆100%でできた「ZENBヌードル」に落ち着いています。あらゆる種類の麺を試してみて、本物のパスタに一番近かったのが「ZENBヌードル」でした。 ナポリタンのような濃いめのソースに絡めると、小麦のパスタとあまり大差がありません。

あとは、完全栄養食のパスタやパンの「BASE FOOD」も美味しくて、コンビニなどでも買えるので気に入っています。

※完全栄養食とは、厚生労働省の日本人の食事摂取基準に基づいて、たんぱく質やビタミンなど33 種類の栄養素がバランスよく含まれている食品を指す一般的な名称です。 サプリメントのように特定の栄養素だけではなく、1 食で手軽に必要な栄養素を摂取することができます。

3. パーソナルトレーナーのおかげで運動が習慣に

(ご本人提供)

社会人2年目のときに63キロだった体重が、気付いたら70キロを超えてしまい…。仲のいい大学時代の後輩がパーソナルトレーナーとして独立し、誘ってくれたのをきっかけに、トレーニングに通うことにしたんです。

今も週に1回は筋肉トレーニングや食事指導をしてもらっています。アドバイスに従いたんぱく質や脂質の量を意識したりして食事を変えてみると、朝の寝起きが以前とは全く違うし、体調もよくなっていきました。

筋トレについては、月2回のペースでパーソナルトレーニングに通い、それ以外の日は家の近くのフィットネスジム「エニタイムフィットネス」で自分で鍛えています。仕事は頑張っても結果が出ないこともありますが、筋トレはやった分だけ結果が目に見えるから続いていますね。筋トレはしんどいですが、重い重量を上げたあとは体が軽くなる。今日は体が重いという日には、サウナではなく筋トレに行くこともあるほどです。

ただ、運動を続けるためにはコーチが必要だと思っています。僕もパーソナルトレーナーがいなかったら続けられていないです。だらだらしてしまうときとか、自分1人では誘惑に勝てないことってありますよね?自分でジムに入会してすぐに挫折してしまうよりは、他人の力を頼ったほうが結果的にお金もかからないのではないでしょうか。

4. 飲み会後のウォーキングで感情が豊かに

(ご本人提供)

飲み会の後は基本的に歩いて帰るようにしています。タクシーで10分か、歩いて30分の距離なら、お酒が抜けるかもしれないし歩こうと思ったんです。歩くときはなるべくスマホを触らず、街の風景に触れる時間に充てています。

あと、歩いていると偶然の出会いが多くて、意外とアイディアも出やすくなるんですよね。新たな情報をどんどん取り入れるよりも、今すでにある情報をあらためて整理したり熟考したりする時間が大切だなと。

たとえば、深夜に近所の中目黒を1人で歩いていたとき、普段は気に留めなかった桜の木にすごく感動して。毎日忙しなく動いて、あまり感動することなんてないのに、偶然出会った夜桜はとてもきれいで見入ってしまいました。この出来事がどう生きたかは分かりませんが、感情が豊かになった気がします。

あとは毎回あえて違う道を通るようにしているんです。すると、銭湯やお店を見つけたりできて、新たな出会いが生まれるし、僕の好奇心を刺激する時間にもつながっているんですよね。

5. 熱狂しながら仕事をする

「熱狂しながら仕事をする」ことをいつも大事にしています。好奇心が僕の原動力になっているので、何かに興味が湧いたら「本気で世の中に広めるぞ」と全力で取り組んでいるとき、熱量を持って仕事ができているという実感があります。

正直、嫌々仕事している人と熱量を持ちながら取り組んでいる人とでは、同じ時間をかけていても結果は2倍以上開くと思います。だから自分自身も、熱狂しながら一つひとつの仕事に向き合う心を忘れないようにしたいです。

その熱狂できる対象物を見つけるためには、仕事以外のことを楽しむ余暇の時間があったほうがいいと思います。スマホの影響でたくさんの情報の処理に追われることも多い現代だからこそ、1日の中で自分でコントロールできる時間を作ってみる。そして、どんなことに興味があるのかを考えたり誰かと話したりすると、また新たなアイディアにつながることがあります。

僕の場合は、サウナとか筋トレとかウォーキングする時間に気づきを得て、それを人に伝えることで仕事の幅が広がった経験が多いです。気合いを入れれば30分や1時間くらいは空き時間を作れると思うし、そういう時間があったほうが人生はより豊かになると感じています。

澤野さんが考える「暮らしの主人公」とは

50歳、60歳になっても、常に何か新しいことに挑戦する人はかっこいいなと思います。そういう好奇心があり変化に柔軟な人が、僕にとっての主人公です。

若い頃は簡単なことかもしれませんが、30歳、40歳と歳を重ねるにつれてだんだん新しいことを始めるのが怖くなる。そして、自分の狭い考えや経験だけで物事を判断しやすくなります。

でも僕の周りには、50代で新しい趣味を始めた方とか、仕事でやってみたいことを楽しそうに話す40代や50代の経営者の方々がたくさんいらっしゃるのですが、「サウナって美容にいいの?」とか「こんなアプリある?」とか聞いてくださって。年下からも新しい情報を吸収しようとする姿勢がすごいなと思います。

父も経営者で73歳なんですが、「新しい事務所を立ち上げるんだよね」とか話していますね。常にアンテナを張り巡らせて新しいことに貪欲な人は素晴らしいと思うし、僕自身もそういう存在でありたいと思っています。

Profile

澤野優介 さわの ゆうすけ

株式会社Recologne 代表取締役

2017年、株式会社サイバーエージェントに入社し「AbemaTV」の広告営業や海外事業に携わる。仕事一色の生活でなかなか自分と向き合う時間がとれない中、サウナと出会う。その後、自身が乾燥肌だったことから、サウナ発祥の地・フィンランドで使用されているサウナハチミツを研究。2021年3月に退社し、株式会社Recologneを立ち上げ、天然由来成分100%のサウナパック「Re: SAUNA PACK」を開発。製作にあたり、フィンランド大使館に自ら足を運び監修許可を得た。現在は留学経験を生かし、海外の人材と日本の企業をつなぐ事業もスタート。好奇心を原動力に、新しいことにも果敢に挑戦している。

※この記事は個人の感想であり、効果・効能を示すものではありません

提供元:株式会社Recologne

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