奈良屋(奈良屋)

評論

• 2016/04/20

  ｓｉｎ

  約２年ぶりの草津である。白旗源泉のお湯に入りたいと思っていたので奈良屋を選んだ。 　 　玄関を入ると、すぐスタッフに声を掛けられた。対応がスムーズで丁寧と感じた。料金は１２００円、タオル付きである。脱衣場は小ぶりで、対面している脱衣棚の間隔が狭く、人が多いと衣服の着脱が大変そうである。 　脱衣場と浴室の間にクールダウンするためのスペースがある。 　内湯は、だ円形の石造りで１０人ほどが入れる大きさだ。お湯にはやや濁りがあり、湯温は４２度強というところか。硫化水素臭が柔らかくまろやかな感じがする。湯舟はやや深くて、座ると顎の下までお湯がくる。内湯でのんびりというのは難しそうだ。カランは８ヶ所で、仕切りがあり一人分が広い。金属はみな黒くなっている。硫化水素型酸性泉では仕方がないところだ。 　露天には屋根があり、周囲が板塀などで囲われている。湯舟は長方形の石造りで、５人ほどが入れる。濁りはほとんど無く湯温は４１度というところ。湯舟の深さも丁度良くてゆっくりできそうだが、屋根と板塀の間から見えるのは、隣のビルの外壁であった。 　 　客は、私を含めて３人いたが、一人はすぐに上がり一人は遅く来たため、３０分位独占状態であった。草津では、ホテルや旅館の日帰り入浴はあまり利用されていないように感じる。利用料が日帰り入浴施設などより若干高くとも、様々な事のクオリティの高さや快適さを考えれば、もっと見直されてよいと思うのだが・・・。 　

• 2016/03/03

  アルカリ温泉

  ここのお湯はすごく上質！ 明らかに他と違うのがわかる、繊細さ・上品さみたいなものを感じるお湯です。 湯守の方の努力によるものなのでしょうか。 ただ単に源泉を引っ張ってきているだけではなく、いろいろブレンドしたり調節したりしてるのかな…？ 日帰り入浴での利用でしたが、館内も清潔できれいだし、細やかな配慮が多く、気持ちよく宿泊できそうな旅館に思いました。

• 2014/02/19

  TAKE

  こちらは湯畑からすぐ近くにある創業明治10年の老舗宿。草津最終の立ち寄りで訪問しました。 現在の建物は昭和29年築とか。外観および館内の造りは老舗宿らしい風情がありますが、それなりにリニューアルされている感じもします。 さてこちらのお湯は白旗源泉を使用。徳川家御汲上の湯の由緒があるとか。主な特徴を表す成分は既出のため略します。使用状況表示は「空欄」になっていますが不備です。他所と同じ様に各項目「なし」のところに○を付けた方がいいです。 白旗源泉より自然流下式で温泉を引き込んでおり、一晩寝かせたものを使用しているとのこと。白旗の湯とは建物の風情を含めまた一味違う感じです。 浴場も趣ある落ち着いた雰囲気です。やや湯気でもやが掛かった中に、小判型の石組み浴槽に満たされた湯の色が幻想的に浮かび上がる。その様な趣向ですね。上手く出来てます。 この内湯は適温付近で、弱白濁の黄掛り。湯口２カ所から投入されています。露天は檜の縁取りでこちらも適温付近ですが、コロイド状という感じでした。 日帰り入浴1200円はやや高めかと思ったが、1000円程度の旅館相場で考えれば、フェイスタオル付なのでこんなものかな。