Takarabune Onsen Yumotokotobuki(宝船温泉 湯元ことぶき)

評論

• 2015/06/26

  きくりん

  琵琶湖の西岸、近江白浜水泳場近くに佇む、一日四組限定の小さな宿。平日の午後、日帰り入浴して来ました。入浴料700円は、玄関左手のオートキャンプ場受付の方で。建物の中を通らず、裏手へ左から回り込むと、まるで共同浴場のような小さな湯小屋があります。棚にプラ籠が並ぶ脱衣場。ドライヤーなし。浴室に入ると、左右に３人分のシャワー付きカランがある洗い場。アメニティは色々です。３人サイズの石造り内湯には、緑褐色に濁った温泉法第二条該当泉(源泉名:宝船温泉)が満ちています。ﾒﾀｹｲ酸の項で該当。源泉16.1℃を、40℃位に加温。肌がややスベスベする浴感です。蛇口が２つあり、左が源泉で、右は加温湯。循環ありながら、捻って投入すれば、かけ流し併用となります。口に含むと、鉄臭がして、舌に少しピリッとする感じ。浴槽も壁も、成分で赤茶色に変色してました。続いて、一度服を着て、奥の露天風呂へ。こちらも、趣ある湯小屋です。棚に籐籠とプラ籠が並ぶ脱衣場で、洗い場との間に扉はありません。狭い洗い場には、蛇口が２つ。３人サイズの岩風呂は、木が生い茂り野趣溢れる雰囲気です。湯温は43℃位。湯口が２つありますが、どちらも加温湯が注がれ、サラサラとオーバーフロー。内湯と露天風呂いずれも貸切状態で、まったりできました。 主な成分: ﾅﾄﾘｳﾑｲｵﾝ12.0mg、ﾏｸﾞﾈｼｳﾑｲｵﾝ2.6mg、ｶﾙｼｳﾑｲｵﾝ4.8mg、ﾏﾝｶﾞﾝｲｵﾝ0.3mg、第一鉄ｲｵﾝ9.6mg、塩素ｲｵﾝ4.0mg、炭酸水素ｲｵﾝ74.1mg、ﾒﾀｹｲ酸57.6mg、成分総計0.19g

• 2014/07/19

  TAKE

  ７月の中旬、琵琶湖を一周しながら近場のお湯を訪ね歩いてみます。当日まず訪れたのはこちら。近江白浜海水浴場の近くに小さな一軒宿があります。ここの存在は以前から知っており、温泉情報誌にも記事を見掛けたので気になっていました。どんな感じなのかということで訪問してみました。 さてこちらのお湯は温泉法第２条該当泉（メタケイ）、泉温16.1℃、鉄臭、黄褐色の濁りで透明度は50cm程度。源泉名は宝船温泉。 主な特徴を表す成分はNa:12.0mg、Ca:4.8mg、Mg:2.0mg、Fe(Ⅱ):9.6mg／炭酸水素:74.1mg、Cl:4.0mg／メタケイ:57.6mg。 使用状況表示はありませんが、情報誌によると加水：なし、加温：あり、循環：あり（併用掛流し）、消毒：ありとのこと。 お湯の特徴としてはメタケイのみ該当の冷鉱泉ですが、それよりも鉄が9.6mgあるところの方がこちらの泉質的特徴を表しています。もう少しで温泉法規定値の10mg以上となり、含鉄泉の泉質名が付きそうなところなのですね。 内湯は2/3畳サイズのこじんまりとした浴槽で複数人が入るのは難しそう。基本的には貸切用でしょうか。槽内は適温41℃付近となっていました。加温湯と冷泉（飲泉可と書いてある）の蛇口があり、チョロチョロと注がれていました。槽内には加温循環湯の入口も確認しましたが、お湯の香りは鉄臭メインで消毒は気にならない感じです。蛇口は入湯者のご勝手流と思われますので、冷泉を盛大に掛流して使うべきでしょう。メタケイに関しては規定値ギリギリということもあり、浴感的につる感は特に感じません。それよりも、やはり鉄という印象ですね。消毒臭がしない点ではよろしいかと思いますが、インパクト的には正直もう一つ何か欲しいかな。という感じもします。 露天についても同じくこじんまりした感じです。岩風呂風ですが周囲をツタの絡まった壁に囲まれており、空しか見えない様な感じです。小庭の様な感じでしょうか。 こちらでは湖北の景色と、近江牛や湖国の魚といったお料理にも期待したい処です。隠れ宿といった感じなのでしょうか。

• 2012/04/19

  鸚鵡鮟鱇

  露天風呂