Miyagi Onsen(みやぎ温泉)

評論

• 2016/02/06

  西播のﾎｰﾘｰ

  ちょっと期待して来たのですが・・・、 この週末お休みでした。 連絡してから立ち寄った方がいいかもです。

• 2014/04/01

  一人旅温泉巡り男

  みやぎ温泉とは、鹿児島市内の温泉施設である。鹿児島市は至る所から温泉が湧き出しており、県庁所在地でありながら立派な温泉卿である。鹿児島市内と言っても、中心部からは少し外れたのどかな雰囲気の中に位置している。すぐ近くにバス亭もあるので、車を使えない人にとっては嬉しい。到着すると、公衆浴場とは思えない民家のような外観であった。営業中という文字が見え、一安心。中に入っても結局、民家にお邪魔したというような感覚であった。 小さな脱衣所を抜けて扉を開けると、味のある浴場が待ち構えていた。奥に岩の浴槽がドンとあり、一人用の水風呂があるだけのシンプルなものだが、鄙びた雰囲気がたまらない。変色した壁や古い温泉分析表に時代を感じる。 湯は単純温泉で、炭酸水素ナトリウムの他にCO3などつるつる浴感をもたらす成分が多いので、非常になめらかな温泉となっている。少量の鉄を含有しており、湯のにおいは新鮮な鉄臭であった。湯口に目を向けると何と飲泉も可能で、コップも用意してある。飲んでみると鉄味の裏に重曹味があるような味で、おいしいとは素直に言えないものの体に染み渡るような感覚が良い。源泉の温度は約43℃で、浴槽に満たされている湯の温度は40℃ほどになっていた。鹿児島市内の温泉は熱めの湯が多いので貴重な存在であるし、適温なのでゆったりと全身を伸ばして入れる。「天然ゲルマニウム泉」ということで、一回の入浴だけでは分り得ない神秘的な力もありそうである。 入浴後はすぐに施設の外に出た。周囲が静かなので、とても落ち着いた気分になれる。結局、私が入浴を開始してから終了するまで他の入浴客は来なかった。静かに入浴できたとは言えるが、湯で人を呼べる力がこの施設にはあると思うのでもっと混雑してもおかしくない。鄙び・飲泉・鉄臭・つるつる。足を運んで堪能してみてはいかがだろうか。