Yoshinoyakousen(吉野谷鉱泉)

評論

• 2015/07/30

  きくりん

  いわきニュータウンの奥に佇む、この辺りだけ時が止まったかのような鄙び宿。平日の午後、日帰り入浴してみました。木造旅館ファン心をくすぐる外観ながら、なんと中庭の建物で学習塾もやってます。入浴料は500円。左手の本館から、奥に廊下を進み左折。宿泊棟の廊下を歩いて、突き当たりの左手にある、混浴の浴室へ。「長寿之湯」と「養老之湯」の２つ浴室がありますが、中で繋がっています。この日は、左側の「養老之湯」を利用。棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーはありません。「浴室前に足拭きマットが置かれている浴室が加温してある浴槽で、そうでない方は冷たいよ」と、ご主人が説明。また、「ぬるければ、奥の部屋にいるから、声を掛けて。応答がなけれは、棚の鐘を鳴らすと戻ってくるから。」と言われます。１人分のシャワー付きカランがある洗い場。湯治のお年寄りが足を滑らす為、石鹸は使わないでとの案内も。３人サイズのタイル張り内湯には、無色透明の鉱泉(白水鉱泉水と渋水鉱泉水の混合)が満ちています。源泉22.0℃を、43℃位に加温。薪を燃やして、炊いているのだとか。PH7.0で、肌がややスベスベする浴感。浴槽に源泉蛇口が２つあり、飲泉コップが置かれています。左の白水鉱泉水は微かに甘味、右の渋水鉱泉水は微かに渋味。でも、飲み比べないと、分からないほどです。ずっと貸切状態でまったりしていたら、よく温まりました。脱衣場に分析書が掲示されてなかったので、ご主人に尋ねてみると、居間の仏壇の横から白水源泉の分析書。ところが、陰イオンの方しかありませんでした。ちなみに、宿泊ももちろんできますが、素泊まり一泊4200円と格安です。 主な成分: ﾅﾄﾘｳﾑｲｵﾝ54.9mg、ｶﾙｼｳﾑｲｵﾝ21.6mg、ﾏﾝｶﾞﾝｲｵﾝ0.6mg … 他不明