Kanponoyado Atami Honkan(かんぽの宿熱海（本館）)

評論

• 2014/12/26

  TAKE

  熱海にやって来ました。こちらには市街中心部から西方の高台へと、かなりの急坂を登って行きます。高台から市街を見下ろし、海を臨む感じのロケーションにあるかんぽの宿です。こちらが当日のお泊り処です。かなり大きめのホテルですね。宿泊部屋はきれいで、眺めが良かった（添付写真は宿泊部屋から撮影した朝の風景）です。公共の宿ということもあって、料金はそこそこお安めな感じです。こちらは本館で少し離れたところに別館があり、相互は連絡バスで結ばれています。別館はもっと奥の方に登って行く様です。なお、別館の浴場も使える様ですが、そちらには行きませんでした。 さてこちらのお湯はカルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉、泉温46.7℃、源泉名は混合泉（熱海141号、熱海272号）。主な成分はCa:336.4mg、Na:254.0mg、Mg:3.0mg、Fe(Ⅱ):0.2mg／硫酸:788.8mg、Cl:395.9mg、炭酸水素:31.8mg、Br:0.1mg／メタケイ:13.1mg。 使用状況は加水：あり、加温：あり、循環ろ過：あり、消毒：塩素消毒ありの表示です。 お湯の特徴としては成分総量で1836mg/kg、石膏・芒硝系の食塩泉です。 やや使用状況が残念ですね。まあ、公共の宿のお湯ということもあって、あまり期待はしていませんでした。こんなもんかなと思いました。郵貯グループの豊富な資金力をバックに造ったと見え。建物＆宿泊部屋はなかなか悪くない感じでしたが。残念ながら浴場設備に関しては一昔前のスパ泉風でチープな感じは残念。雰囲気的にもう一つというよりは、２つ３つの印象。 有名温泉地の熱海という立地だけに、浴場の方にもっと力を入れて欲しい感じです。本格湯宿の浴場などを参考にされてはどうかな。また、お湯の使用状況も改善をして頂けると良いかと思います。 内湯のみで露天はなし。主槽は20畳サイズで、槽内は適温41℃の具合。湯口からはチョロチョロ注がれます。湯色は無色透明。湯の香は特になく、消毒臭は普通程度です。その他としてはジェット槽が２畳サイズ強。寝湯×４人分はぬる35℃。打たせ湯×３人分。といった感じの配置です。 なお、食事に関してはスタンダードプランの和食コースです、別館は洋食とのこと。それでこちらを選択したという感じです。夕食は２Ｆのカフェレストラン、朝食は１Ｆの食事処でバイキング方式。静岡らしくアジの開きと、わさび漬けが印象的でした。