Akaishi Onsen(赤石温泉)

评论

• 2014/05/30

  TAKE

  宿を出立してR52を甲府方面へと北上。富士川町にて県道413号を遡って行くこと数km。こちらは戸川渓谷にある一軒宿。秘湯の会のお宿でもあり、水車小屋を伴う建物は昭和初期築ということで、趣を感じさせますが…。訪れた方は、まず宿の敷地に入る際、赤系彩色の門に最初のｲﾝﾊﾟｸﾄを受けるのでは。そして駐車場に降り立つと、大木で作られたｵﾌﾞｼﾞｪがあり、金運パワーの文字やピースサインの置物に違和感を覚えるかも。母屋は黒系をベースに赤系彩色がされた怪しげな雰囲気。秘湯の宿としては明らかに異質です。 帳場にて受付けてもらいます。私は事前確認なしで10時頃の訪問でしたが入ることが出来ました。なお事前調査では日帰り料金500円のはずが600円。税率アップのためか？なお最近訪問の秘湯の宿では4月以降も日帰り料金据置きの処がほとんどです。通常は宿泊対応が本業。日帰りはお湯を知ってもらうためのサービスかと思う。こちらはコスト的事情もありなのかな。預り金1000円も変わってますね。利用は1時間で延長は別途料金。これも通常では見掛けない。 さておきこちらのお湯は酸性鉄‐硫酸塩泉、泉温12.6℃、金気、黄濁で透明度は30cm程度。源泉名は赤石温泉。 主な特徴を表す成分はFe(Ⅲ):736.2mg、Fe(Ⅱ):81.8mg、Ca:124.6mg、Al:62.9mg、Mg:15.6mg、H:6.3mg、Zn:3.5mg、Na:2.6mg／硫酸:2670.4mg、硫酸水素:567.5mg、F:2.4mg／ﾒﾀｹｲ:102.0mg。因みにPHは2.27。 使用状況は加水：あり、加温：あり、循環ろ過：あり、消毒：塩素消毒ありの表示。 露天はご主人の手造りで独自感性の世界が展開。掲示物を見ると、だんだん意味が判ってきます。浴槽の材木は神社の鎮守の森から、特別なお願いで分けて頂いたもの。また妙蓮の滝についてはパワースポット的な紹介があり、中国映画にこの宿名が使われていた紹介もあったり。なお脱衣所の清掃状況が良くないです。脱衣籠は全て蜘蛛の巣が張ってました。 温度帯の違いで3槽あり。最上段の加温湯は適温付近でした。しかし、ぬる湯はまだ冷たいままで、入るのが困難。訪問が早過ぎたのかな？電話確認の上、午後からの訪問をお勧め。 最下段は水ではなく冷鉱泉か？夏場でないと入り難い。 泉質的には金属を多量に含んだ酸性冷鉱泉でかなり珍しい感じ。しかし残念ながら湧出量5.31L/分と少なく、源泉の個性を見るのはちと難しい。 珍湯・怪湯好きなマニアさんなら一度訪問する価値ありかも？

• 2013/11/13

  温泉依存症

  酸性鉄-硫酸塩冷鉱泉(酸性低張性冷鉱泉) 加水･加温･循環濾過･消毒と全てありのお湯は黄土色無臭ﾇﾒﾘなしです。露天のみの利用で、適温１個･ぬる湯１個･水風呂１個のラインナップです。温冷交互浴が可能ですので行いたかったですが、混浴の為自由が全く取れず出来ませんでした。やっぱり温泉は自分のペースで利用出来ないと意味がないです。こちらの施設は入浴料金と合わせて保証金(入浴後返金)が必要ですのでご注意下さい。

• 2013/09/18

  放浪人

  　こんな奥地に本当にあるの、と思うような場所に忽然と現れる。これぞ秘湯と確かに思うほど。ここの温泉は湧出量が非常に少なく、成分の濃い温泉を有効に使うため循環になっている。露天は木造りで温度の違う3つの湯船がある。夏は温度の低い湯船に人気があるようで、露天ながら多くのカップルが入っていた。ここの湯は鉄分が多く、黄土色に濁っているため、一度湯に体を沈めると首から下は見えない。それが混浴を可能にしている。もちろん女性タイムも設けられている。 　内湯は2つの湯船があり、これも加温のアツ湯とヌル湯になっている。 　夕食は部屋に持ってきてくれたが、どさっと置く感じで、おもてなしの心はまるでなかった。朝食は食事処で宿泊客が一堂に会して、一斉に食べるシステム。夕、朝食とも山のものばかりの食事だが、みな心がこもっていて、おいしくいただけた。 トイレは部屋にない。部屋はあまりきれいではない。掃除も今一。それらが許容できるなら、癒しにはもってこいの宿と思えた。