Facilities
Address | Akita 湯沢市皆瀬奥小安国有林34 |
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Telephone | 0183-47-5102 |
Official Website | http://www.abe-ryokan.jp/ |
Entrance fees:
Adults 400 yen Children 200 yen
※ less than elementary school, is one person free per adult.
Hall available (10:00 to 15:00) per person 650 yen
Business hours | 8:00 to 20:00 (reception desk end 19:30) |
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Access |
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Types of hot springs | Alkaline Simple Springs, Simple Springs, Sulfur Springs |
Types of effectiveness | Skin Disease, Neuralgic, Muscle Pains, Joint Pains, Incised Wounds, Women's Disease, Backache |
Equipments | Shampoo with Conditioner, Body Soap |
Services | Restaurants, Rest Areas, WiFi, Parkings |
Characteristics of hot springs | One Day Hot Spring, One Day Bathing, Open Air Bath, Open Air Bath, Cypress Bath |
Reviews
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2015/12/02
須川高原からは湯沢方面に向かうため、峠越えをしてR398に出ました。その道中、小安奥山の国有林内にある一軒宿を通り掛かります。こちらは180年前に発見された湯治湯の由緒を受け継ぐという秘湯の会のお宿。立寄り料金は400円でした。 さてこちらのお湯はアルカリ性単純温泉、泉温92.0℃、源泉名は大湯温泉(2号井)。主な成分はNa:209.3mg、Ca:7.2mg、Li:0.6mg/Cl:200.2mg、硫酸:110.1mg、CO3:31.0mg、BO2:11.9mg、OH:6.7mg、F:2.3mg、HS:1.1mg、チオ硫酸:0.6mg/メタケイ:273.3mg。成分総計:869.5mg/kg、総硫黄:1.4mg、pH:不明。 使用状況は加水:あり、加温:なし、循環:一部あり(内湯・今昔風呂のみ)、消毒:なしの表示。 お湯の特徴としては食塩・芒硝系のアルカリ性単純温泉。pH値は不明だが、水酸基が見えるのでそこそこ高そう。メタケイもかなり多く、CO3も見えるのでかなりつる感のありそうな感じだ。硫黄はもう少しあれば硫黄泉の規定値になりそうだが、仄かな感じです。大湯川から吹き出す、かなりの高温泉で泉源付近には湯煙が上がっている。 露天は2槽あり。 手前は御影造りで4畳弱。湯色は透明感ある黄色・白い湯の花あり。香りは仄かで硫黄はほとんど感じない。加水のため特徴が弱くなっている様だが、90℃以上の高温泉のためやむを得まい。浴感的にはつる感がかなり出ている。適温42℃。 川沿いの岩風呂は約10畳。こちら湯色は微濁り。ややぬる40~41℃。 傍らの大湯川と周囲の景観を眺めながら過ごす。この川そのものが天然露天風呂となっているというが、訪問時には降りて行けなかった様な。残念ながら、そこは利用しておりません。 内湯は石造り浴槽で2畳サイズ。こちらの湯色も透明感ある弱黄色。適温41℃となっていた。こちらは循環ありとなっているが、温度ムラをなくすためで、加温や循環ろ過・消毒が目的ではない。基本的には完全放流だ。 分析値を見れば泉温の高さも判るし、使用状況表示と実際を見れば湯使いは判るもの。残念ながら、それをよく理解していない人の評価は低そうです。 なお温泉利用の蒸し風呂もあり、2畳サイズ。普通のサウナぐらいの具合だった。
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2013/09/28
小安峡の少し東側に位置する風情溢れる旅館で、日本秘湯を守る会の会員宿でもあります。温泉小屋は旅館とは別棟で、渓流に向かって下りた場所にありました。脱衣所の脇には98℃の源泉の蒸気を利用したサウナもあり、浴室には小さな内湯浴槽、そして何と言ってもこの阿部旅館では渓流沿いの露天風呂が売りです。一部の浴槽で循環しているようですが、少なくともメインの露天浴槽は掛け流しで、無色透明の僅かに硫黄を含む単純泉には湯の華も多数舞っていました。しかし、ここは泉質うんぬんと言うよりは、やはり目の前に川が流れ、温泉蒸気の湯けむりが上がるワイルド感が圧巻です。ここ阿部旅館は、温泉としては本来高すぎる源泉温度を逆に個性としてうまく利用していると思いました。
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2012/07/21
秋田県湯沢市、大湯温泉にある温泉旅館です。国道398号線沿いにあり、近隣には子安峡温泉も肩を並べる立地です。施設は内外ともに純和風の民芸調。ファミリー層から中高年まで幅広く支持されるような意匠はセンスの良さを感じさせます。 女将さんらしき方に丁寧な受付をしていただき、早速浴室へ。館内にも内湯があるようですが、こちらは宿泊客専用とのことで、渡り廊下の奥にある内湯&露天エリアを案内していただきました。 まずは内湯から。内湯は共同湯のような味のある湯小屋内にあり、一つの浴槽を男女で共有する構造になっています(画像の上参照)。もともとは混浴だった浴槽を後から簡易的に仕切りを付けたような造りで、蔵王温泉河原湯共同浴場や湯宿温泉松之湯共同浴場を思い出させます。体感41度強、サラスベとした肌あたりでまずまずの浴感。循環&消毒ありとのことでしたが、幸い塩素臭はせずホッとしました。 続いて露天エリアへ。内湯からそのまま移動できます。眼前に沢が流れロケーションもナイスです。沢のすぐ脇には98度という高温の源泉がもうもうと湯気あげながらワイルドに湧き出しており、硫黄臭も漂います。溢れ出した源泉はそのまま沢へ流れ込んでいました。露天浴槽は4角形の4-5人サイズと、岩組をした7-8人サイズの二つ。どちらも40度強の湯温で、泉質もあってか長湯向きの一湯です。 すぐそばで溢れんばかりの源泉が滾々と湧き出しているにも関わらず、なぜに循環仕様の湯使いを採用しているのか最大の謎ですが、湯量ではなく湯温管理の難しさが原因なのかな~と勝手に想像した次第です。源泉そのものやロケーションが良いだけに、なんとも勿体ないです。 夏場は沢自体が自然の露天風呂として楽しめることでも有名な施設ですが、私の訪問時はまだ2カ月ほど早かったようです。これから秋にかけては一番良い時期ではないでしょうか。次回は源泉沢流しを是非チャレンジしたいです。 下の画像は二つある露天の湯小屋に隣接した小浴槽です。