Facilities
Address | Kumamoto 阿蘇郡小国町上田寺尾野 |
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Access |
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Types of hot springs | Sulfur Springs |
Reviews
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2015/12/27
筋湯からは熊本・小国町にやって来ました。こちらは小さな集落の外れにある素朴な共同湯。温泉情報誌にも紹介されていますので、愛好家には有名処かと思います。無人共同湯なので100円を料金箱に。こちらに近づいていくと湯屋の外からも雰囲気に硫黄が香ってきます。なお、こちらの正確な位置が判らなかったので、ナビにて付近の地図表示をして探してみると、ちゃんと位置が示されていました。こんなところまで登録されているとは意外でした。そのため探し出すのには苦労しませんでしたが、判り難いかと思います。 さてこちらのお湯は分析書の掲示がなく詳細不明。おそらくは単純硫黄泉かと推定します。泉温は40℃半ばあるかないか、源泉名のみ寺尾野温泉(共同浴場源泉)との記載あり。 使用状況表示もなしであるが、掛流されるままの源泉掛流しと見えます。 お湯の特徴としては硫黄のインパクトはそれなりで、含硫黄の規定値は十分満たしていると思われます。飲泉にて硫黄の香りはしっかり、塩気は仄かな感じだった。 内湯のみで2槽あり。 奥側は1畳強。湯色はほぼ無色透明でやや灰色掛った白い湯の花あり。こちらが湯口側となる。香りは硫黄。浴感はあまり目立たず。ややぬる40~41℃。 手前側は槽内で女湯とつながっている。男湯側半分のみでこちらも1畳強。こちらは奥側からのオーバーフローとなる。湯色はこちらもほぼ無色透明だが、何故か湯の花がなかった。硫黄の香りは奥側に比べると仄かな感じとなっている。ぬる37~38℃の具合だった。冬場はちょっとぬるくて温まり難いかも。この辺りだと、奴留湯に似た様な感じなのかも知れませんね。
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2013/07/21
入湯。 その間ヒト気、皆無(笑) 当然湯出口を独占。 手持ち無沙汰、遊び心、 女湯、 下の方露骨につながっとうし、 覗くふり(笑)せんでも見えるなあ、 低い仕切り上から覗くふり(笑) 湯上がり後、身体チクチク(笑) うーむ、満足じゃ!
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2012/09/08
8月末の中部九州3泊湯めぐりの前半のハイライトにしていた寺尾野湯。私が時折参考にさせてもらっている温泉文化研究所が伏字扱いで最大級の評価をしていたので、いつかは入湯したいと思っていた。 確かに探すのが難しい。細い山道を下り、寺尾野の小さな集落を過ぎて、さらに下っていく途中にあるのだが、最初は見過ごしてしまった。待てよ、さっき車が一台路駐してたなと思い、折り返すと田んぼの向こうにそれらしい湯気抜きを設えた建物が見えた。 佇まいが素晴らしいとの意見があるが、まったく同感。共同湯ファンは遠巻きに湯小屋を発見したら感動するだろう。薬師湯と名づけられた共同湯は集落の人たちにより管理されているとのことだが、建物は外見も内部も清潔に保たれており、地元の人たちが大切にしているのがわかる。 中に入るとそこはかとなくタマゴ臭が漂い、青いタイル張りの浴槽が見えた。脱衣所と浴室が一体化した構造。湯口からは結構な量(効用書には344L/min.)の湯が投入されており、より強いタマゴ臭が感じられる。浴槽は2つに分けられ、湯口側が41℃くらいで脱衣所側が39℃くらいだろうか。温いほうは夏場には大変心地よい。 入口の効用書には硫化水素泉と書いてあったが、細かな成分は不明。しかし、そんなスペック以前に、この上ないありがたみを覚えた湯であった。