Nurukawasansou(温川山荘)

Reviews

• 2014/09/23

  TAKE

  八甲田山麓から下りてきて、十和田湖の西北辺りをかすめる感じで、再度・平川方面へと向かいます。その途中で一軒宿に立寄ります。国道沿いの駐車場に車を停め、吊り橋を渡ります。 こちらも元秘湯の会のお宿。…という過去形で語らなければならない処が寂しいところですね。私が訪問したのはお盆明けに閉館を控えた６日前ということになります。期せずして一期一会の湯となった訳です。 酸ヶ湯の様な大御所は別として、名を知られた谷地や蔦の現状も前述の通りです。こちらは更に知る人も少ないのでは。秋田からこの辺りまで巡って来ると、だいたいこの地域の状況は理解しましたが。厳しいものがありますね。主には震災後の後遺症もあるのか。北東北の良き湯治文化を保護したいものです。私の様な者は精々こちらの湯処を訪ね歩いて、地産を食し、その足跡を記すことぐらいのものですが。 さすがに北東北は遠い。関東および以北の方ならば、新幹線・寝台特急あけぼの・高速バスなど手段は色々あるので行き易いかと。精々足を運んで頂きたいと思います。 さておき、こちらのお湯はナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉、泉温70.0℃、仄かな硫酸塩系の香り、ほぼ無色透明の微青掛り・茶色の湯の花あり、源泉名は温川山荘温泉（第１、第２、第３源泉混合）。 主な特徴を表す成分はNa:316.2mg、Ca:132.6mg、Mg:2.2mg／硫酸:496.7mg、Cl:274.8mg、炭酸水素:116.0mg、F:2.1mg／メタケイ:121.7mg。 使用状況は基本は源泉掛流し。高温泉のため季節によって多少加水のご案内となっていました。 お湯の特徴としては硫酸塩系の香り仄かなお湯です。 内湯は玄関から左手方向の館内に入っていきます。 浴槽は１／４円状・６畳サイズの木造浴槽で、床は浴槽に向かって放射状の板張りとなっているのが珍しい趣向です。周囲の壁はレンガ調。窓の外は近景の緑一色の景観が見えますね。槽内は適温41℃という感じでした。 露天岩風呂は玄関付近に戻り、川沿いに降りていく感じです。こちらは12畳サイズの岩風呂。こちらの槽内も適温41℃。浴槽周りにはフキが茂り、周囲の緑に囲まれる感じでした。

• 2014/08/24

  まるそう

  温川山荘　2014年8月20日を以て閉館

• 2013/11/05

  シロ助

  秋に2回と冬に1回と3回目の訪問になります。 今回は日帰り温泉の利用でしたが昨年は宿泊もしました。 吊橋を渡り一度ロビーに入ってから右手に急な階段を降りますと混浴露天風呂があります。 温泉は若干、硫黄臭がする素晴らしいお湯で特に露天風呂は景観の良さと相まって最高に癒される時間を過ごすことができます。 食事も派手さはありませんが地元の食材を使った滋味溢れる食事です。 建物は築50年と古いのですが掃除が行き届いており清潔感があります。 ここは山の谷間にあり紅葉の悪い年でも鮮やかな紅葉を拝することができます。因みに奥入瀬より紅葉は綺麗でした。 また春か冬に再訪するつもりです。