Yakeyama Onsen Seifuukan(焼山温泉 清風館)

Reviews

• 2015/12/21

  TAKE

  11月の上旬、新潟・糸魚川にやって来ました。こちらへは糸魚川ICを降りてから焼山方面へと。以前に訪問した笹倉温泉・龍雲荘へのアクセスとほぼ同じ。ここはその少し手前に位置する旅館。立寄り料金は500円でした。 さてこちらのお湯は含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉、泉温56.8℃、源泉名は焼山温泉。主な成分はNa:300.3mg、Ca:15.1mg、NH4:3.0mg、Mg:1.6mg、Sr:1.3mg、Ba:0.6mg、Li:0.4mg/炭酸水素:476.5mg、Cl:199.8mg、硫酸:25.2mg、HS:1.6mg、CO3:0.6mg、F:0.5mg、Br:0.3mg、I:0.2mg/メタケイ:69.9mg/H2S:1.4mg、チオ硫酸:0.8mg。溶存物質（ガス性除く）:1113.1mg/kg、総硫黄:3.3mg、pH:7.4。 使用状況は加水:なし、加温:一部あり（貯湯槽を有するための衛生管理、及び季節による加温）、循環ろ過:なし、消毒:なしの表示。 お湯の特徴としては重曹に若干の食塩がベースとなった硫黄泉。 泉温は高めであるが、2.5kmの引泉により38℃まで降下するとか。このため木質ペレットボイラにて昇温しているとのことだ。 内湯は石造り御影縁取りの２槽あり。 小槽は６畳。湯色はほぼ無色透明・白い湯の花あり。香りは硫黄というより、塩化物系の様な印象。浴感はつる感そこそこ。適温41～42℃。 主槽は14畳。湯色は褐色の湯の花がある。源泉は同じなのかと思うが、小槽とは湯の花の色が若干違うのは何故か？と思った。こちらは42℃。 露天は木造浴槽で４畳。42強～43℃。上の湯口とは別に下からも投入。オーバーフローは見えず、下から排湯されていた。湯口は微硫黄、槽内はほぼ無臭。 湯使いの詳細が不明だが、源泉直結の湯口と加温湯の投入口がある様だ。小槽が源泉掛流しなのかと思われたが、露天の方には加温湯も投入されている模様。 貯湯槽を有するため加温とあったが、これは珍しい事例かと思った。同類の表示は兵庫県の某施設で見たぐらいで極めて稀かと思う。おそらくは消毒を回避するために、貯湯槽の温度が一定以上になるまで昇温しているのだろう。規定温度以上に保てない場合には、指導要領に基づき消毒が付加されるのが一般的だと思う。消毒がないのは幸いなことだが、3mgの硫黄泉にしては意外と硫化水素的なインパクトが弱い印象だった。一方では浴場の雰囲気には表現し難い独特な香りが漂う。加温によって、硫化物的に変化しているのかも知れません。

• 2015/10/24

  へいきち

  出張での宿泊（2泊）です。 1泊朝食付きプランで、1人／約7,000円（税込）でした。 その辺のビジホよりか、ずっと満足度の高いお風呂ライフ（笑）を堪能できます。 【お湯】 みなさんが書かれているとおり、湯船は全部で3つ。 内湯（中・大）と、露天（中）の組み合わせです。 浴場自体が大きく、カランはシャワー付き7ヶ所、シャワー無し4ヶ所（たぶん）です。 さて、浴感ですが、岩で囲まれた源泉浴槽がすばらしい。 湯ノ花舞うお湯は、当たりも柔らかく、これと言った特徴はありませんが、とてもよく暖まる良いお湯です。 源泉温度は57℃くらいあるようですが、湯元から4km近く離れているため、途中で温度が下がってしまうそうです。 ちょっとだけぬるめなお湯です。しかし、私には超適温。 出たり入ったりを繰り返し、至福の時間を過ごせました。 もう一つの内湯浴槽と、蚊帳で囲われた露天は、循環・加温併用の放流式でした。 投入量も多く、お湯の鮮度はさほど落ちていないと感じました。 ただ、ちょっとだけ熱め。 源泉槽と露天を行ったり来たり、出張の疲れも一気に吹き飛びました。 【施設】 決して豪華とはいえません。 ちょっと古めの温泉宿のそれです。 ただ、ポイントは押さえており、トイレは今時の洋式+ウォッシュレット仕様。 洗面台も清潔なものが取り付けられていました。 食事処（朝食しか食べていません）の雰囲気はモロ昭和してます。 【サービス】 ごく普通の客あしらいでした。 可もなく不可もなし。なんの不満もありません。 【飲食】 朝食のみいただきましたが、冷え切った焼き魚、これはやはり美味しくありませんでした。 まぁ安いプランなので、文句を言えた義理ではありませんが、かなり寂しい朝食でした。 【総評】 ビジネスプラン（格安プラン）ですので、これをして全ての評価はしません。 お湯と施設、この2点で見た場合、次の出張でも是非利用させていただきたいと思います。 次回は1泊2食付きプランで再挑戦してみます。

• 2014/05/17

  一人旅温泉巡り男

  【源泉温度】56.7℃ 【成分総計と泉質】1,026g 含硫黄ーナトリウムー炭酸水素塩・塩化物泉 【色】ほぼ透明 【におい】焦げ硫黄 【味】硫黄 【浴感】なめらか 【温泉利用状況】加温掛け流し 【感想】龍雲荘とは目と鼻の先にある施設でして、こちらは行楽というより地元高齢者で賑わうような雰囲気が強かった。浴室はゆったり内湯とヒノキ露天があり、内湯の小さな浴槽はたまごスープ状湯の花が大量に舞っている。この浴槽が一番個性を放っているので、ほとんどここで過ごしていました。においは焦げたような硫黄臭がありまして、非常に香ばしくて好きです。浴感はなめらかで、味は特にありませんが口に含むと硫黄がフワリと広がる。逆にその他の浴槽はあまり個性がなく、内湯の小浴槽が際立っています。源泉温度が56.7℃ということであるが加温して使っているということで、今現在は下がっているのか？湧出量は５５リットルですごく多い訳ではないのに掛け流しされているという点は喜ばしい。