Morita Onsen(森田温泉)

Reviews

• 2016/07/01

  TAKE

  つがる市にやって来ました。こちらは普通の民家といった感じの佇まいですね。現在の利用料金は300円です。郡司氏の著書にも紹介されていますが、愛好家が時たま訪れるぐらいで、近所の中高年層が利用される様な素朴なお湯です。 さてこちらのお湯はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉、泉温42.5℃、源泉名は森田温泉。主な成分はNa:1454mg、Ca:34.5mg、Mg:22.5mg、Fe(Ⅱ・Ⅲ):1.1mg、NH4:0.9mg、Li:0.2mg/炭酸水素:1494mg、Cl:1362mg、Br:5.0mg、HPO4:2.4mg、I:0.3mg、F:0.3mg/メタケイ:184.3mg、メタホウ:13.0mg/CO2:218.2mg。溶存物質（ガス性除く）:4668mg/kg、pH:6.6。 使用状況表示は見当たらないが、状況的に見て完全放流となってます。 お湯の特徴としては重曹系の塩化物泉。遊離炭酸もそこそこ含まれます。 浴場床は玉石タイル張り、浴槽は丸タイルに縁取り角タイル。古びた湯治宿っぽくて渋い感じです。 内湯のみで浴槽は３畳弱。湯色はほぼ無色透明。エージングによる濁りは全くなし。香りはフレッシュ感のある金気。湯口のものでは当然ながら、槽内のものでも鮮度しっかり。浴感的には掛け湯でも判るほどのつる感。泡付きが顕著に見られる。適温41℃の具合となっていた。新湯注入がしっかり。この泉温でも加温は必要としない様で、純然たる源泉掛け流しと見えます。 女湯側の話し声が賑やかだ。おばちゃん達の津軽弁は何を話しているのか全く判らない。男湯では年配客が上がると、一時貸切と思いきや、また相客が一人訪れるといった利用状況でした。 こちらの女将さんは手先が器用なのか。廊下の壁際にはパッチワークの手芸品がぶら下がっていた。聴くと、以前に作られたものとか。ニシン？とか鮭？を荒縄で吊るした様なものは青森らしいモチーフで愛らしい。もし、こういったものをお土産屋で見掛けたなら、購入を検討したかも知れない。 素朴な温もりを感じられる一湯です。

• 2015/10/01

  ぐまニスト

  リゾートしらかみで陸奥森田へ。この温泉は以前から行ってみたかったところです。駅から程近く歩いて3分ほどで到着。全くもって素朴な佇まいで住居を兼ねているんでしょうか？入口には個人名の表札がかけられておりました。 泡付きがウリの温泉とイメージしておりましたが、これは並レベルでした。温度は低くありませんので致し方なしでしょうか。ただし、金気と塩気を強く感じ湯量が豊富に映ります。3つあるカランも源泉で、何のためか分かりませんが、うち2つのカランからは湯が出っ放し。常連と思しき方は止めずに放置しておりましたが、出しっ放しが標準なんでしょうか？それとも単に止め忘れ？あと、湯船の横にはご丁寧にわざわざ設けたような一人用のトドスペースもあります。ただ、構造上の問題でここにはさほど湯は流れて参りませんでした。 80L/分と掲示されていましたが、その数字以上に感じました。湯は湯面の下より注入されていますし、とにかく湯のコンディションが良いです。余談ですが、ここを出た後、駅に向かうまでの間に酒屋がありましたので、そこでビールを買って、誰も居ない駅舎の待合室で一杯やりましたが、何とも至福のひとときでした。

• 2010/11/15

  organic

  前回訪れた時はまだ開店前で入浴できず、今回リベンジしました。早朝から営業している所が多い青森の温泉では珍しく、ここは昼から開店します。看板が無ければ完全にただの民家で温泉施設には見えません。玄関を開け、奥様に300円を払うとすぐ浴室のドアがあり、脱衣所も狭く、浴室も小さめ、3つのカランからも温泉が出てきました。3～4人用の内湯のみですが、無色透明のお湯が大量に床に溢れていました。やや温めのお湯は少量の泡付きと金気臭があり、大分の七里田温泉をややマイルドにした印象でした。