Okuaso-no-Yado Yamanami(奥阿蘇の宿 やまなみ)

Reviews

• 2015/12/28

  TAKE

  長湯を後にして、熊本は産山村にやって来ました。久住と阿蘇の中間といった辺りでしょうか。こちらは秘湯の会のお宿です。私的な温泉ライフワークの一環として、未訪問の秘湯のお宿を訪ね歩いてみた次第。産山はあまり馴染みのない温泉地だが、歴史的には比較的浅い様です。こちらは和風民芸調でなかなか体裁整った感じですね。しかしナビ検索時に民宿とも表示され、はて？ここは民宿も運営されているのかな？と思ったのだが。元々は民宿だったということらしい。村おこし的に充実させていった感じなのかな。立寄り料金は500円でした。 さてこちらのお湯はアルカリ性単純温泉、泉温45.1℃、源泉名は産山温泉（奥阿蘇の宿やまなみ）。主な成分はNa:157.1mg、Ca:2.5mg、Cu:0.5mg、Mg:0.4mg、Zn:0.4mg、Fe(Ⅱ):0.1mg/硫酸:151.4mg、炭酸水素:125.9mg、Cl:45.6mg、CO3:33.9mg、F:2.5mg、HS:0.5mg、Br:0.2mg、OH:0.2mg/メタケイ:42.9mg、メタホウ:5.3mg。溶存物質（ガス性除く）:570mg/kg、総硫黄:0.5mg、pH:9.1。 使用状況は加水:なし、加温:なし、循環ろ過:なし、消毒:なしの「源泉掛流し」表示。 お湯の特徴としては若干の芒硝・重曹系といった感じの仄かな単純温泉。pHが高めでCO3も見え、つる感のありそうな印象です。 主浴場は離れの木造湯屋で「四季の湯」と「かぼちゃの湯」が男女浴場で入替えになる様だ。前者が露天で後者が内湯の模様。訪問時は「かぼちゃの湯」が男湯になってました。この離れには家族風呂「田舎の湯」もあり。本館の方にも内湯の家族風呂がある模様。それらは宿泊者専用の様なので全容確認は出来ませんでした。 その「かぼちゃの湯」は石造り浴槽で４畳弱。木造湯屋の雰囲気はなかなかですね。使っている石の名はよく判らないが赤系だった。浴槽の形は四角形だが丸みを帯びている。名の由来はなんとなく、かぼちゃの形に似ているからなのだろうか？ 湯色はほぼ色透明。香りは仄かで塩化物系か？という感じ。浴感的には掛け湯でつる感が判るほど。つる感がかなり出ている。適温42℃の具合となっていた。味を確認してみたが、塩気あまりなし。微硫黄かな？という感じだった。 訪問時は湯を張っている最中だった。６～７分目ほどで、まだオーバーフローには達していなかったが、鮮度的には充分でしょう。また貸切り状態で利用させて頂き、贅沢な感じでした。 こちらでも良い一湯頂きました。

• 2012/03/09

  温泉座の聖闘士

  料理は本当に美味しい。この宿泊費でこのレベルなら満足だと思います。温泉も少しトロトロ感があって気持ちいいし、いつでも入れる家族湯はおすすめです。スタッフのおばちゃん達は不器用な感じですがそれもいいとこじゃないでしょうか。また行きたいと思う宿です。

• 2011/11/24

  放浪人

  　川のほとりに建っていて、宿全体が緑に包まれている。湯船は緑の下にあり、開放感は抜群。湧出温度４５．１度のアルカリ性単純温泉の源泉が掛け流され、湯に浸かると肌がツルツルになる。 　ここはこじんまりとした宿なのに、貸し切りの家族風呂が４つもあり、空いていればいつでも何度でも入られる。ただ、屋外にある一つの家族風呂と２つの大浴場、といっても一つは露天になっているが、これは２４時で使用禁止になる。 　ここの売りはなんと言っても食事だろう。阿蘇特産の赤牛のステーキや虹鱒の串焼きなど、とても食べきれないほどの食事が出てくる。しかもその味付けがいい。おいしいのだ。さらに決めてはお漬物。約３０種のお漬物が好きなだけ食べられるようにしてある。 　あと特筆すべきは、その清潔さだろう。とにかくピカピカに磨きたてられていて、廊下も光り輝いている。この宿は、チェックインのときと食事のとき以外は、お客に何も干渉しないのがサービスのようだ。それが何よりもよかった。