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列車で九州を周った際に途中下車して入浴しました。
1時間20分しかないので駅前でレンタサイクルを借りて金鱗湖目指してペダルをこぎました。
途中、目抜き通りといえる土産物屋や飲食店の連なる道は、旧軽銀座を彷彿させるほど人通りが多く、自転車では難儀だったのでルートを変えて進みました。
金鱗湖畔にある下ん湯までは、駅から10分弱でした。徒歩では20分以上かかると思います。
住民専用の堂本の湯の横に自転車を停めると一段低いところに下ん湯はありました。茅葺のこじんまりとした建物はなんともいえない趣があります。またその前にある共同の洗い場も雰囲気を盛り上げます。
金鱗湖から丸見え、という情報があったので、先ずは温泉に入らず金鱗湖を眺めることに。
温泉が流れ込んでいる為か、湖面は湯気がたっています。曇天の為、由布岳は見えませんでしたが、すごい数の観光客がいました。湖畔から浴槽が見えるか、という点はかろうじて露天風呂が見えますが生垣があるので立たない限り大丈夫と判断しました。
そしていよいよ入浴。建物前の金属製の筒の中に200円を入れ引き戸をあけるといきなり脱衣所が見えました。一応ストレートには見えない構造ですが、首を伸ばせば内湯も見えます。内湯の先には壁がなく、そのまま露天へと繋がっています。
わたしの直前に中を覗いたカップルは「いやっ」という感じですぐに立ち去ってしまいました。
私は構わず入浴。先客は露天にいた男性ひとりだけでした。先ずは内湯に。無色透明の湯はやや熱めですが素朴な屋根の構造を見ながら入浴できます。湯船を挟んで反対側にも脱衣所があるので、こちらの方が覗かれる可能性は低いです。
続いて露天へ。こちらの方が湯温は低い印象です。外の声は結構聞こえますが、真横に遊歩道がある訳ではないので、思ったより落ち着きました。湯船の湖側まで行くと先ほど外から確認した部分となりますが、浸かっている限りはあまり「見られている感」はないと思います。
本当は生垣などなく湖面を見ながらの入浴が出来たらよいのでしょうが、その場合は丸見えでしょう。入浴中の20分そこそこの間にも結構覗き込む人がいましたが、私の出しなにおっさんが2名入浴しに来てピークで4人の入浴となりました。
結論から言うと、男性ならOK。女性は湖側から丸見えということではなく、ひっきりなしに内湯側から覗き込む観光客と、あまりにもオープンな脱衣所で臆するのかと思います。
観光客の多さは人気観光地なのでやむを得ませんけど。5人が参考にしています