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平日午前中の入浴。開店直後なので1時間ほど独り占めとなった。鉱泉とあるが、通路に分析表が掲示されている。pH10.5ほどあるアルカリ性の湯で、「フッ素の含有量により温泉と認定」と書いてあったように記憶している。
さて、脱衣所は籠だけで、貴重品は受付横の100円リターン式ロッカーを利用する形である。ここの脱衣所にも湯についての薀蓄があったが、加水・加温・循環についての表記はなく、「かけ流し」と「ろ過」が書いてあるだけ。源泉温度が低いため、加温はされているだろうから、かけ流しというのはどうかと。事実、浴槽内には湯の吸入口があった。
浴室であるが、内湯の大きめの浴槽1つだけ。上の岩状の箇所から湯が投入されているのと、壁際にいくつかのジャグジー式の噴出口、底部にも湯口がある。前述の通り、湯の吸入口もある。オーバーフローはないわけではないが、少量。ほとんど無味無臭の湯であり、無粋な消毒臭がしなかったのが救いである。肌触りは良好でつるつるとしてくる。アルカリ度が強いせいかもしれないが、この肌あいはなかなかのものであった。料金が少々高めであるので、評価はきつめにしたが、素性のよい湯だと思う。湯使いについての疑問が残るのと、ろ過なしの湯の華が見られる源泉に入ってみたいというのがマイナスポイントか。4人が参考にしています