-
電脳都市秋葉原、庶民の台所アメ横から歩きの距離にある燕湯。大都会の真ん中にある銭湯ですが、入ると一瞬昭和にトリップしたような、ちょっと前に放送されていた”銭湯の娘”に出てくるような、いかにも古臭い銭湯の典型の様な銭湯でした。
都内では6月1日から都内の銭湯料金が値上がりしたようで、入浴料は430円になっていました。番台のおばちゃん(妙齢の女性)にお金を渡し、脱衣所で着替えたのですが、本当にテレビの中の銭湯シーンのような、そのくらいテレビ的に銭湯っぽい銭湯でした。いつもスーパー銭湯にばかり通っていたので、こういう純粋な銭湯というのは逆に新鮮に感じてしまいます。
脱衣所もトイレも狭く、湯殿もかなり狭いつくりでした。女湯からおばちゃんの話し声が聞こえてきて、大都会の浴場であるためにお客さんはひっきりなしにやってくるのですが、43度以上といわれている熱い湯のためかみんなすぐに出て行ってしまいますね。私は平日の朝9時半過ぎに行ったのですが、地元の住民らしいおじいちゃんばっかりでした。
湯殿については、洗い場と湯が二つのみ。湯は通常の湯とジャグジーっぽい湯だけで、どちらも狭く、また熱いです。水風呂、サウナなんて洒落たものは一切なく、質実剛健の極みと言った様な感じでした。銭湯では当然かもしれませんが、洗い場には備え付けのシャンプーなどは一切ないので、その点ご注意ですね。
下町情緒をたっぷり堪能したいのであれば、こういう銭湯はよいかもしれませんが、純粋に銭湯で楽しみたい人には不向きです。地元の人がフラっと出かけるためにあるような所です。なので評価も低めなのですが、何から何まで期待通りの銭湯らしさが新鮮で個人的には満足でした。8人が参考にしています