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- 新玉川温泉の口コミ 爆裂玉川温泉体感記。
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玉川温泉、いや、正確にいうなら新玉川温泉が正解なんですが、いやはや、噂通り、言語道断の物凄いお湯でありました。
僕が新玉川温泉を訪ねたのは12月20日のことです。前日に乳頭温泉の鶴の湯さんに宿泊して、その帰りに田沢湖駅から羽後交通バスで今度は玉川温泉を目指してみたのでした。片道1400円、約1時間強の道のり也。僕は例によって関東モンの無知から軽く構えていたのですが、道のりの雪は半端じゃなかったですね。途中から一般車は全て通行禁止になっていたくらいの、それはそれは物凄い雪道でありました。
白い世界を延々と走り、さらに走り・・・川を越え、山も越え、ブナの森を抜け、長い長い橋をわたってやっと見えてきたのが新玉川温泉の建物でした。バスはそこまで。そこ止まり。終着の新玉川温泉からお目当ての玉川温泉まではあとちょっと、7分ばかりの短い道のりなのですが、雪道はそこからさらに険しく、雪上車じゃないともう行き来できないというのです。泊まり客には雪上車の迎えがくるけれど、日帰り客はその限りにあらず・・・つまり、冬季は立ち寄り湯はできないというわけなのでした。調査不足でうっかり出発した自分の粗忽さがわるいのですが、ま、そんな事情でつい目の前の玉川温泉は断念して、新玉川温泉で「はあ」と我慢しなければならなくなった僕なのです、しかし・・・
やむをえずといった感じで立ち寄った新玉川温泉、これが、意外に良かったんデス。
新玉川温泉は、大きなホテルといった風貌です。玉川温泉みたいな強力な源泉も見当たらないし、岩盤浴の岩や小屋もちょっと目には見当たりません。でも、こちら、源泉は、玉川温泉から直接引いているのです。つまり、お湯は、玉川温泉といっしょだというわけなのです! これは、いいかもしれない。雪のおかげで帰りのバスの最終便が13:35、僕が新玉川温泉に到着したのは12:20、許された時間は1時間しかありません、とるものもとりあえず慌てて大浴場に向かいます。
浴場はこちら内湯のみ、しかし、立派な木造のなかなか大規模な施設です。寝湯に泡湯、歩行湯、あと100%の源泉湯、50%のお湯等、さまざまなヴァリエーションがありました。こんな立派な施設なのに湯浴みの客はほかにおらず、またもやお湯の独占状態。入口の白湯で掛け湯して、噂の100%の源泉にいきなり入り湯してみました。
「あれ、案外大したことないじゃん」
というのが最初の体感でしたねえ。超酸性だというので構えていたのですが、思ったよりお湯が柔らかいのです。
なんだ、これくらいなら、と両手で顔にお湯ぽちゃっとやっちゃったり。うわ、酸っぱ! いままで嘗めたどんな酢よりも! お湯が目に染みて猛烈に悶絶しだしたのは、約その1分後のことでした。
5分以上浸かっていると、今度は身体中がビリビリしてきます。
・・・これが玉川の湯か。凄え!・・・
(x。x;)
その朝の髭の剃り痕と背中とがビリビリと痛かった。結局30分ばかり湯浴みしただけだったのですが、入浴後、ビリビリ感はそれから1時間続き、汗は2時間あまり出続け、爪に染みこんだ玉川の湯のかおりはそれから24時間以上消えませんでした。こりゃあ効くわ。凄すぎ。というか、こんなお湯、何処にも絶対ないって! ひょっとすると史上最高かもしれません。帰りのロビーで「奇蹟の玉川温泉」という本を購入しちゃいました。この本の著者は生涯玉川の湯の効能を主張宣伝しつづけ、80代のときに源泉のなかに落下して亡くなったという凄まじい方で、これだけみても玉川のお湯が尋常じゃないのは誰にでも理解できるかと思います。
玉川の湯は凄しです。こちら、まったくもって尋常じゃありません。2人が参考にしています